話題の【2万円台の機械式時計】が、サステナブルなオーストリッチレザーを付属してアップデート!

 機械式時計は近年、自然の動力を利用した“サステナブルアイテム”として着目されている。いまこうした世界的な潮流を受け、一部パーツをサステナブル素材に切り替えたり、製造過程の見直したりと、サステナブルな取り組みを積極的に導入する時計メーカーが徐々に増えてきていることはご存じだろうか。

“日本製機械式ムーヴメント搭載で2万円台”という魅力的なコレクション展開で、多くのファンを獲得しいているSONNE×HAORI PRODUCED(ゾンネ×ハオリプロデュースド)もそのひとつである。ブランドの開発チームは「さらに社会的価値のある腕時計商品を届けたい」という考えのもと、サステナブルな商品を企画。
 こうして、機械式時計に“サステナブル”な“国産レザーベルト”を付属した3種のセットが完成。9月24日(金)より公式ECサイト限定で発売が開始される。

 

廃棄されていた国産の高級ダチョウ革を再利用

 今回、サステナブルレザーとして活用されているのは、様々な種類がある皮革製品の中でも、昔から高級品の代名詞として知られてきた希少なオーストリッチ(ダチョウ)。 “クイルマーク”と呼ばれる独特の丸みある突起を持った皮は、軽く柔軟性に富み、長く使い込むほどにツヤが出て味わいが深まるため、革小物(財布やバッグ)などを中心に高級素材として利用されてきた。

 ただクイルマークは全体の約40%しか含まれず、そのうえ、痛みが少なくかつバランスの良い箇所となると使用可能部位がかなり限定されてしまう。そのためバックなど広い面積を要する革製品では、廃棄されてしまう部位も少なくなかったのである。

 こうした廃棄されている部位や、食用目的で飼育・破棄されていたダチョウ革を、“面積の少ない時計ベルトとしてならば再利用できる”と着目。国内のファーム“美里オーストリッチファーム”やタンナーの“太閤染革”とタッグを組んで、今回の企画が実現したのである。またクイルマークがない部位も廃棄せずに起用し、サスティナビリティを追求した。

 

【タッグを組んだ美里オーストリッチファームと太閤染革】

 

全3種のセットBOXを展開

 セットBOXとして展開されるのはゾンネ×ハオリプロデュースドの売れ筋となる“N027”、“N028”、“N029”の全3種。通常ベルトに加え、それぞれに味わい深いブラウンカラーの国産オーストリッチレザーベルトが付属する。いずれのモデルも国産機械式ムーヴメントを搭載しており、価格はもちろん2万円台だ。

200m防水のダイバーズ オートマティック

■Ref.N027SS-BR-SET。SS(42mm径)。20気圧防水。自動巻き(日本製)。公式ECサイト限定。2万5300円

 王道的なダイバーズスタイルに、ローマンインデックスとムーヴメントをチラ見せしたセミスケルトン仕様の文字盤を組み合わせて、クラシックな雰囲気をプラスしたN027 メカニカルダイバー。付属の国産オーストリッチレザーベルトは、スポーティなデザインに合わせて、クイルマークがない部位を使用している。

 

クラシカルなセミスケルトン オートマティック

■Ref.N028SS-GY-SET。SS(42mm径)。10気圧防水。自動巻き(日本製)。公式ECサイト限定。2万7500円

 メカニカルな造形美とラグジュアリーな雰囲気を融合したヒットモデル、N028 クラシカル オートマチック。カジュアルなファッションに合わせるときには、従来のメタル×ラバーベルト、クラシカルなファッションに合わせるときにはオーストリッチレザーベルトを、など気分やスタイルによって付け替えて楽しみたい。

 

回転式秒表示のトノー型オートマティック

■Ref.N029SS-BK-SET。SS(39×51mmサイズ)。5気圧防水。自動巻き(日本製)。公式ECサイト限定。2万5300円

 トノーケースは一般的に曲線美を強調するため全体的に丸みを帯びたフォルムとなっているが、あえて段差を付けた立体的な造形を採用し、個性を打ち出したN029。文字盤も遊び心のあるデザインでユニークだが、オーストリッチレザーベルトを組み合わせることで、ぐっと大人っぽい雰囲気に。

 

【問い合わせ先】
ウエニ貿易 TEL:03-5815-3277
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文◎堀内大輔(編集部)