実機レビュー!何が買いなのか調べました。【予算10万円以下②】

 お手頃な“10万円以下”から“10万円台”“20万円台”そして“30万円台”まで、四つの価格帯で購入できる機械式腕時計を編集部がピックアップ。その一つひとつを編集部が実際に見て、触って、試着した、その感想を本音でレビューする。いま何が買いのモデルなのか。編集部のリアルな意見を、ぜひ購入の際の参考にしてもらいたい。

 前回に引き続き、予算10万円以下で購入できる機械式腕時計をセレクト!

【予算10万円以下②】
外装クオリティ、デザイン etc…
機械式プラスαの魅力に注目


》Model 4
ORIENT STAR オリエントスター
ダイバー

 1960年代から手がけてきたダイバーズウオッチのノウハウを生かしながら、往年の人気モデル“キングダイバー”の造形グラフィックを踏襲した新作。ISO規格を満たす優れた機能性に加えて、角のないトラック形状をモチーフに構成された文字盤デザインが、王道的なダイバーズデザインと一線を画す個性を与えている。また箱型のインデックスに夜光塗料を流し込み体積を増やしているため、通常より輝度が高く、暗所での視認性も抜群にいい。
■Ref.RKAU0301B。SS(43.6mm径)。200m防水。自動巻き(Cal.F6N47)。8万円(税抜き)

 

》Detail Check

【厚みをもたせたベゼル】特徴的なディテールのひとつがベゼルの造形だ。刻みを細かくし、繊細な印象に仕上げる一方で、厚みを与えることで優れた操作性を両立させた。

【伸縮可能なバックル】エクステンション機能を備えるバックル。また、新たに開発された機械式ムーヴメントは50時間のパワーリザーブを実現している。

【実際に着けてみました】オリエントスターとしては数年ぶりのレギュラー展開となるダイバーズモデルで、アンティークで人気の高いキングダイバーの造形を踏襲した点がファン心をくすぐる。ケースは43.6mm径と小さくはないが、全体的に丸みを帯びているため、大きさをそれほど感じない。

【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380

》オリエントスター公式サイト
https://www.orient-watch.jp/orientstar/

 

》Model 5
HAMILTON ハミルトン
カーキ フィールド メカ

 1940年代にアメリカ陸軍で採用されていたハック ウオッチをルーツにしたカーキ フィールド メカの新作は、ケースにアースカラーPVD加工を施したうえに、ダークグリーンの文字盤を採用し、いっそうミリタリー感が強調された。38㎜径の小振りなサイズかつ、重量は約58gと非常に軽量で、着け心地が抜群な点も見逃せない。
■Ref.H69449861。SS(38㎜径、PVD加工)。5気圧防水。手動巻き(Cal.H-50)。7万1000円(税抜き)

》Detail Check

【文字盤】アンティーク感を演出するため針やインデックスにはサンドカラーのスーパールミノバを塗布。また粒状に荒らした文字盤も雰囲気があっていい。

【ケースの質感は必見】ケースはステンレススチール製とは思えない独特の質感を再現。グリーン文字盤も深みのある色で、本物の軍用時計さながらの仕上がりだ。

【実際に着けてみました】ケースの独特な質感など、雰囲気はむしろ1970年代に投入されたプラスチックケースのディスポーザブルウオッチ寄り。この見た目に反して、80時間のパワーリザーブを有する手巻きのCal.H-50や、サファイアクリスタル風防を備えるなど、スペックはかなり優秀だ。

【問い合わせ先】
ハミルトン / スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371

》ハミルトン公式サイト
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/

 

》Model 6
BULOVA ブローバ
アーカイブシリーズ オーシャノグラファーデビルダイバー

 約半世紀ぶりの2018年に復刻されたオーシャノグラファーデビルダイバーの新色。1970年代に展開されたオリジナルモデルで高い評価を得た十字デザインの文字盤、円柱インデックス、そして樽形ケースなど、レトロフューチャーな意匠が本作最大の魅力だ。なおデビルダイバーの由来は、防水性が新約聖書の“ヨハネの黙示録”に登場する獣(悪魔)の数字“666”フィートだったことにちなむ。
■Ref.96B321。SS(44㎜径)。20気圧防水。自動巻き。8万4000円(税抜き)

》Detail Check

【円柱インデックス】3特徴的なインデックスは円柱パーツを宝飾品のように爪で受けた構造だ。立体的な造形のため、針を長くはできないが視認性は悪くない。

【実際に着けてみました】新色は1970年代らしい色使いで、ファンにはたまらない仕上がりと言える。またケースの重心が低いうえに樽形のため、手首に載せた際の安定感はいいが、一方でケースの重量に対してブレスレットがやや軽い印象。欲を言えばブレスレットをもう少し重厚な作りにしたほうが、より安定しただろう。

【問い合わせ先】
ブローバ相談室 TEL.0570-03-1390

》ブローバ公式サイト
https://bulova.jp

 

》Model 7
MIDO ミドー
バロンチェッリ ミッドナイトブルー

 “時代を超越したフォルムの自動巻き時計”というコンセプトを掲げたバロンチェッリの新作。100年以上の歴史を誇るミドーの時計製造技術と現代的なエッセンスが融合され、優れたコストパフォーマンスが魅力となった1本。搭載するのは80時間のロングパワーリザーブを実現したCal.80である。
■Ref.M8600.4.15.1。SS(38mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.80)。9万2000円(税抜き)

》Detail Check

【ブレスレット】注目なのが優れたフィット感を実現する5連ブレスレット。コマの一つひとつまで丁寧な仕上げが施され高級感を演出している、格上げポイントだ。

【実際に着けてみました】ベーシックな3針モデルだが、価格に対してワンランク上の外装クオリティとムーヴメントを備えた1本。またケースは直径38mm、厚み9.1mmと、装着感の良さも追求した絶妙なサイズ感を実現している。特にビジネスシーンにうってつけだ。

【問い合わせ先】
ミドー / スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7190

》ミドー公式サイト
https://www.midowatches.com/jp

文◎堀内大輔/写真◎笠井 修

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