【WLN女子部発】大きい月に目を奪われるGirard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)のセレスティアルを見てきました

 女性編集者がレディースウオッチの新作を実際に見て、感想を交えて紹介する本企画。今回はGirard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)の機械式のレディースコレクション、キャッツアイから“キャッツアイ セレスティアル アヴェンチュリン”を紹介する。

【モデル紹介】

 世界で4番目に古いとされている時計ブランド、ジラール・ペルゴ。時計の伝統技法を用いた工芸品のような美しい装飾と、高い精度を誇る技術力によりこれまでも数々の作品を生み出し、多くの時計ファンを引き付けてきた。

 ジラール・ペルゴといえば、一般的にはメンズモデルのイメージが強いかもしれないが、実はレディース時計にも力を入れている。そんなブランドの思いが込められているのが、オーバルケースを採用したまるで猫の目のようなフォルムが可愛らしいレディースコレクション、キャッツアイだ。“女性にも本格的な機械式時計を楽しんでもらいたい”との思いから生まれたコレクションで、メンズ同様職人によって作り込まれた機構を搭載しながら美しい装飾が盛り込まれている。

 新月から満月までの月齢(月の満ち欠け)を表す時計の伝統的な機構であるムーンフェイズを大きく配したデザインに引かれて、ずっと実機を見てみたいと思っていたなか、今回念願かなって取材が実現。実際に見た感想を紹介していこうと思う。

 今回は、キャッツアイコレクションのなかでも夜空にきらめく星々とムーンフェイズが美しい“キャッツアイ セレスティアル アヴェンチュリン”に注目した。

 まず目を引かれたのが、ガラスに金属製粒子を混ぜた“アベンチュリン”を使用した文字盤だ。腕に乗せて動かすと華やかにキラキラと輝き、夜空に光る星々が上品に表現されていた。また本物の月のような大きなムーンフェイズは、マザーオブパールを採用している。マザーオブパールの周りには、星が描かれているのも、ポイントになっている。まるで文字盤全体に夜空が広がるような美しいデザインにも目を奪われた。

 ちなみに本モデルに搭載されているムーンフェイズの構造は、マザーオブパールが施されたプレートが、インデックスが配された文字盤の下を360°回転することにより、月齢を表示しているというものだ。

 またベゼルとインデックスに配されたダイヤモンドは、すべて透明度の高いVSクラス(透明度を示す指数)を使用しているのも魅力のひとつ。時計としてのクオリティはもちろん、こうした貴石の質にも妥協しないところにも、デザインから設計まで細部までこだわった時計作りをする同ブランドの姿勢を感じた。


 ムーヴメントにはメンズモデルにも搭載されるCal.GP03300-0125を採用。これは長年様々なモデルに搭載されるなかで、日々改良を重ねた代表的ムーヴメントCal.GP3300にムーンフェイズのモジュールを重ねたもの。なんとムーンフェイズの調整が360年にたった1回で足りるという驚きの精度を実現している。

【装着感は?】

 通常の自動巻きムーヴメントにムーンフェイズのモジュールを重ねており、ケースもやや厚めの印象だったので、重そうだなとイメージをしていたのだが、腕の丸みに沿うようにラグが曲げられており、腕へのフィット感も抜群だった。着け心地が良いためか想像以上に軽く、時計を着けている安心感を感じる程よい重さだった。

 ちなみにケースとラグは一体成型で作られているとのことだが、複雑なケースを綺麗に研磨する仕上げの美しさに驚かされた。


 どんなに魅力的な時計であっても、着け心地が良くなければ着用する頻度も減っていってしまいがち。しかし本モデルは着用感も考慮して細かい部分まで作り込まれており、長く愛用できるように配慮されていた。さすが世界的時計ブランドだなと思った。

【推しのポイント】

文字盤に大きく配されたムーンフェイズ

 私がこれまで見てきたムーンフェイズの時計は、文字盤の小窓に小さく配置されたものがほとんど。しかしこのモデルは、大胆に大きく配された月を楽しむことができるのが素敵だ。形の綺麗な丸い満月を見るのが好きな私としては、丸い月をそのまま見て楽しめるのがとても気に入った。


本格的な時計の機構を楽しめるレディースウオッチ

 時計ブランドのなかで、レディース時計に本格的な機械式の機構を搭載したものは決して多くはないが、ジラール・ペルゴはレディース時計にも本格的な機構を搭載。また本モデルに搭載されているムーンフェイズの機構は見た目だけでも楽しめるので、あまり時計の機構に詳しくない人にもオススメだ。

 “本格的な機械式時計には興味があるけれど、女性らしいデザインにもこだわりたい”という女性にぴったりの本モデル。私も仕事で時計に関わるようになってまだ1年ほどだが、こうした時計を着けこなしている女性は素敵だと思うし、自分自身もそういう女性編集者になれたらと思う。

 実は日本とも縁が深いブランドで、創業者の後を引き継いだジラール・ペルゴ創始者の一人、マリー・ペルゴの弟が、幕末の日本にスイス製の時計を持ち込んだ使節団の一員であったことでも知られる。

 12月18日の命日には毎年恒例の“偲ぶ会”が開催されるそうだ。今回は筆者も出席するので、また追ってレポートを掲載しようと思う。

■Ref.80496D52A451-CK4A。ピンクゴールドケース、ブルーアリゲーターストラップ。ケースサイズ35.4×30.4 mm。3気圧防水。自動巻き。375万1000円

文◎佐波優紀(編集部)

【問い合わせ先】

ソーウィンド・ジャパン
TEL:03-5211-1791
ジラール・ペルゴ 公式サイト
https://www.girard-perregaux.com/ja

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