【ロレックス】通信 No.065|これは確かにカッコいい! GMTマスター II のコンビモデル実機レビュー

 ステンレススチール素材をベースにベゼルやブレスレットの中ゴマなど、18金ゴールド素材を部分的に使用した通称コンビモデルとなると、日本ではちょっと引いてしまう傾向が強い。しかしながら今回取り上げたロレックスのGMTマスター II のコンビ(ロレックスではロレゾールと呼ぶ)は、実機を見て素直にカッコいいと感じたのである。

 このGMTマスター II は、青赤ベゼルのSSジュビリータイプが発表となって話題を呼んだ2018年、同時に新作としてラインナップに加わったものだ。これまでのGMTマスター II のコンビモデルと言えば、黒文字盤に黒ベゼル、そして18金イエローゴールド素材とステンレススチールとのコンビネーションだった。

旧型のGMTマスター II 。Ref.116713 LN。K18イエローゴールド×SS(セラミックベゼル、40㎜径)。100m防水。自動巻き(Cal.3186)

 それが、黒茶のツートンベゼルを備えたロレックス独自の18金エバーローズゴールド仕様となって、イエローゴールド系と入れ替わるかたちで登場したのである。

 このエバーローズゴールドは、いわゆるローズゴールドではあるのだが、変色しにくい素材とするために、プラチナを1.5~3%ほど加えたロレックス独自の素材ということになる。

現行のGMTマスター II 。Ref.126711 CHNR。K18エバーローズゴールド×SS(セラミックベゼル、40㎜径)。100m防水。自動巻き(Cal.3285)

 そして、このエバーローズゴールドが日本人の肌の色となじみがいいとよく言われるのだ。しかもこのGMTマスター II は、ベゼルに黒から茶へと変化するセラミックの黒茶ツートンベゼルが採用されている。この茶が写真だと明るく見えるが実際はそれほどでもなく落ち着いたチョコレートブラウン。これもエバーローズゴールドの赤みと絶妙に調和して、とてもいい雰囲気なのである。その意味ではほかのスポーツ系コンビにはない魅力を備えているというわけだ。

 しかしながら、国内定価は156万5300円に対して、並行輸入での実勢価格は220万円前後と70万円ほど定価を上まわるかなりのプレミアム価格となっているため残念ながら敷居はだいぶ高い。ちなみに生産終了した旧コンビモデル、Ref.116713LNのUSEDの実勢価格は150万円台だ。

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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