日本未上陸ブランド 話題のトピックス

【名車“アストンマーティンDB5”を文字盤に採用!?】ベルギーの新興時計ブランド、“Atelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)”に注目

 今回注目した“Atelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)”は、ベルギーを拠点にしている日本未上陸の時計ブランド。時計製造と自動車産業に関わる技術、知識、情熱を結集し、それらを組み合わせたインダストリアルでユニークな時計をラインナップしている。


 アトリエ・ジャラパーが本格的に時計ブランドとして活動を始めたのが2019年。大手クラウドファウンディングサイト、Kickstarter(キックスターター)で資金調達を成功させたことを土台に、2020年に最初の4つのシリーズをリリースすることとなった。

 彼らの時計はフランス系のベルギー人で起業家のステファン・ミュラー とイヴォ・クラメズ 、フランス人デザイナー、そしてスイスの時計製造協力会社によるチームで開発されている。


》1960年代の名車“アストンマーティンDB5”のボンネットを文字盤に採用


 最初のウォッチコレクションにほかのブランドにないアイコンを取り入れたいと考えた彼らは、 時代を超えた英国の自動車、アストンマーティンDB5からヒントを得て、この名車をデザインと素材の両面で時計としてリデザインすることを決める。ちなみに、アストンマーティンDB5は1963年から65年にかけ、わずか1021台しか生産され、007シリーズのジェームズ・ボンドの力により伝説的な存在になった名車である。


 この60年代の自動車のボンネットを時計の文字盤に変換するために2年間の研究開発をかけたそうで、アトリエ・ジャラパーの現在のコレクションではアストンマーチンDB5のボンネットから切り取った金属を文字盤の一部に使用している。


 アストンマーチンDB5のボンネットを文字盤にするには多くの工程があり、9層の塗装でアルミ素地が現れるまで剥がさなければならない。金属の不完全さは時計の文字盤に残され、それぞれが個性あるものとなるのだが、ボンネットから文字盤を切り出すために、金属を平らにして処理する。

 文字盤への加工はスイス時計製造業で有名な、ラ・ショー・ド・フォンの職人によって行われる。 その後、それぞれの文字盤には一時間弱のレーザー加工が施され素地そのものを表現している。 最後にラ・ショー・ド・フォンの時計職人が組み立てと検査を行う。 アトリエ・ジャラパーのデビューコレクションは、フランス人のインダストリアル・デザイナーのコンスタンティン・ソヒエ によりデザインされた。 ソヒエはランドローバー、ジャガー、ルノー、フォルクスワーゲンなどの自動車業界で豊富なデザイン経験を持っている人物だ。


 アトリエ・ジャラパーの時計は日付のみのモデルと、日付と曜日のモデルの2つで構成されており、それぞれのモデルにスチール製ケースとブラックPVDケースの2種類が用意されている。 4つのモデルは各600本の限定生産となっている。


Atelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)
AJ001-S


 AJ001-Sは時刻表示と日付け表示を備えたAtelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)のエントリーコレクション。文字盤はラフにブラッシングの質感で、文字盤の上下には2つの大きな空洞は、アストンマーティンのフロントグリルをイメージしたものだ。

 また、文字盤のタイポグラフィはDB5のスピードメーターをモチーフにしており、ハンドのデザインもDB5のスピードメーターの針をイメージしている。

 AJ001-Sのケースサイズは40.5mm、ムーヴメントはミヨタのCal.821、自動巻きを搭載。販売価格は800ユーロ(約10万4000円)。


Atelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)
AJ002-B


 AJ002-Bは12時位置に曜日、3時位置に日付表示を配したAtelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)のフラッグシップモデル。ブラックPVD仕上げのケース、6時位置と12時位置を文字盤から一段落としてギョーシェ模様を施したデザインが個性を主張する。

 この文字盤デザインは、アストンマーティンDB5のボンネットをモチーフにしており、コントラストの利いた立体的な造形が存在感を際立たせている。

 AJ002-Bのケースサイズは40.5mm、機械はミヨタのCal.8285の自動巻きムーヴメントを搭載。 販売価格は1150ユーロ(約14万9000円)となっている。


》Atelier Jalaper (アトリエ・ジャラパー)公式サイト
https://atelierjalaper.com


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

-日本未上陸ブランド, 話題のトピックス

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com