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【職人が丁寧に作り上げる】時計ベルトのマニュファクチュール”松下庵“の魅力にせまる!【時計ベルトを再考する】

 時計の雰囲気を決定する時計ベルト。昨今純正ベルトではなく、自分の好みに合ったベルトを装着する愛好家が増えているのはご存知だろうか。

 時計に欠かせないベルトを再考する本企画ではユニークかつ高品質な商品を提供している時計ベルトメーカーの魅力に迫っていく。

 今回フォーカスする”松下庵“は両国に自社工房兼店舗を構える腕時計用ベルトの専門店だ。すべての工程を一貫して自社工房で行っている、まさに腕時計用ベルトのマニュファクチュールと言える会社である。

■M74 ヴィンテージブラウン。3万3000円

 時計好きの職人が一つひとつ、装着する時計を想定しながら、丁寧にすべての工程を手作業で行っているという。腕に着けた時の美観と、着用感、耐久性など様々な観点から、形状と材料、カラー、芯材、糸、ステッチの方法、エイジング加工の有無、コバの処理方法などを決定し、熟練の職人が手作業で製作していくのだ。そのベルトの完成度は非常に高く熱狂的なファンがいるほどである。とくに同社が力を入れているのが、パネライ専用のオリジナルベルトシリーズである“M74シリーズ”だ。

 

 パネライの愛好家であれば、誰もが憧れる旧イタリア海軍特殊部隊のベルトを現代に蘇らせた商品で、当時のディテールなどを再現しながらも、現代の生活において、使用しやすいようにアップデートを施した意欲作。同社の代表取締役を務める松下氏は生粋のパネライ愛好家で、自分が欲しいと思うベルトを突き詰めていくことで完成したのだという。この商品を求めて海外からも多く引き合いがあることからも、この商品の魅力の高さが伺える。

 無骨でありながら、イタリアならではの美的感覚を感じさせる“M74シリーズ”当時の雰囲気をいまに伝えながらも、ベルト全体の長さを調整するなどして、現代的にアレンジされているのも魅力のひとつだ。

 オリジナルの雰囲気は踏襲しながらも、カラーバリエーションなどは豊富に取り揃えられているところも見逃せない。また尾錠も通常のステンレス製だけでなく、エイジングが楽しめるブロンズ製のものも取り扱っている。

 尾錠は黄金比を計算し、イタリア流美的感覚で製作された。金属加工工場で製作されたこの尾錠は、通常のものとは違いハメ殺しとなっていることがわかる。細部にまでこだわる姿勢がここからもわかる。

 特徴的な74の数字は、旧イタリア海軍特殊部隊の管理番号を再現したもの。フォントの再現率も非常に高いという。

 M74シリーズは一般的な既製品のベルトと比べてかなり厚みがあるのだが、職人技によって仕上げられているため、その着用感は驚くほど良好だ。また、アンティーク感がプラスされるため、非常に男らしさと重厚感が感じられる

 そのほかにも、デイトナやスピードマスターなどのクロノグラフにぴったりな台座付きクロコベルト“カスタムストラップ040”などもある。

■(右)カスタムストラップ040 マットブラック。(中央)カスタムストラップ040 マットグレー。(左)カスタムストラップ エベレスト。各7万7000円

 

 通常台座付きのベルトは、着用感がイマイチなものが多いのだが、同社の製作する“カスタムストラップ040”はその概念を覆す装着感を実現している。

 デザイン的にも優れているため、リピーターが多いのだという。

 通常台座付きベルトを装着すると、ビジネスシーンなどでの使用がはばかられるが、カスタムストラップ040であれば、シーンを選ばず使用できる。

両国に構える工房一体型の店舗

 こだわり抜いた時計ベルトが気になる人は一度店舗を訪れるといいだろう。

【問い合わせ先】
松下庵
TEL ︎03-6659-6645

文◎川田健人(編集部)

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