【2022年新作時計速報】ヴァシュロン・コンスタンタン|プラチナにサーモンカラーダイヤルを組み合わせた、希少な数量限定モデル

 1755年の創業以来、265年以上にわたり一度も時計製造を中断したことがない、世界最古のマニュファクチュール、ヴァシュロン・コンスタンタン。何世代にも渡って名工たちが培ってきた時計製造の卓越した技術、洗練された美意識に基づいて生み出されるそのタイムピースは、世代を超えて時計好きを魅了している。

 そんな同社から2022年の新作モデルが発表された。多彩なモデルがラインナップされているが、なかでも注目したいのがプラチナケースとサーモンカラーダイアルを採用したブティック数量限定モデル、“トラディショナル・パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ”だ。。その名が示しているように、グランドコンプリケーションの分野におけるマニュファクチュールの技術力を象徴するモデルだが、その複雑な機構に加え、デザインの美しさも特筆すべき魅力となっている。


トラディショナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー


■Ref.5000T/000P-B975。PT(43mm径/12.94mm厚)。3気圧防水。手巻き(自社製Cal.1142 QP)。時価1821万6000円(2022年10月発売予定)
※ヴァシュロン・コンスタンタンのブティックにて限定販売



 ドーフィン針、レイルウェイ型ミニッツトラック、タキメータースケール、段差をつけたケース、縦溝模様を刻むケースバックといったトラディショナル(伝統的)なデザインコードが体現しているが、同時に、クロノグラフとパーペチュアルカレンダーの配置を緻密に計算することで、美観のみならず視認性を追求している点に注目したい。


 時刻表示はホワイトゴールド製の針とインデックス、クロノグラフと日付け表示はブルースチールの針と表示する機能に応じて仕様の異なる針を採用。サーモンカラーの文字盤には、3時位置にクロノグラフの30分積算計、9時位置にスモールセコンド、6時位置にプラチナのディスクをあしらったムーンフェイズ表示(ポインターデイト式の日付表示が一体化)、そして文字版上部に曜日と月、閏年周期を配置。複雑な表示機構を備えつつ、完全なバランスを備えた左右対称の美しいデザインを実現している。


 また、メゾンの洗練された美の哲学に基づき、時計を構成する一つひとつの部品に入念な仕上げが施されている点も魅力的だ。文字盤と同じくオパーリンのサーモンカラーに彩られたスモールセコンドとクロノグラフの30分積算計は、サテンブラシ仕上げのリングによって縁取られ、それぞれの中央部にはスネイル仕上げが施されている。同様のスネイル仕上げは、日付けの数字を配した6時位置のリングにも用いられており、視認性と美観を高めている。


 19世紀の置時計に見られる遊び心あふれる意匠を再現したプラチナ製のムーンフェイズディスクも美しい。立体的に盛り上がった2つの月のモチーフにはポリッシュ仕上げが施され、艶消しの背景に散りばめられた星が月を囲んでいる。


 12時のインデックスの真下には、ファセットを刻む立体的造形のマルタ十字を配置。18Kピンクゴールドで作られたこのマルタ十字は、ファセットに仕上げた4本のアームで構成されており、それぞれ片面にサンドブラスト仕上げ、別の片面にポリッシュ仕上げを施すことで、ヴァシュロン・コンスタンタンの象徴であるマルタ十字が新たな表情で表現されている。



 ムーヴメントは、コレクターの間で最も高く評価される歴史的な名機のひとつである自社製のキャリバー1142QPを搭載。1940年代に作られたこのムーヴメントは324個の部品から構成され、その洗練された美しい構造と信頼性に加えてコラムホイールで高められた正確さと操作性の高さも特徴となっている。振動数は毎時2万1600振動(3Hz)、最長約48時間のパワーリザーブを備え、数十年に渡りジュネーブ・シールの基準に満たすように改良されてきた。


 地板のペルラージュ装飾、ブリッジのコート・ド・ジュネーブ装飾、手作業による部品の面取りや側面のストレートグレイン仕上げなど、ムーヴメントの各パーツには高級時時計製造の伝統的な手法で仕上げが施されており、サファイアクリスタルのケースバックから、その工芸品的な造形美を楽しむことができる。


【問い合わせ先】
ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL.0120-63-1755
https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/maison/novelties/watches-wonders-2022.html

 

文◎船平卓馬(編集部)

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