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【36mmの小顔に絶妙なゴールド使い】50年代にアメリカ時計市場向けに作られたハニカムホワイトを再現|OUTLINEニュース no.122

36mm径の程よいサイズのため着けていても邪魔にならないうえに、古典的で落ち着いた雰囲気のためファッションも選ばず使用シーンは広い

新年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年明け最初のOUTLINEニュースは、昨年12月にブラッシュアップして再登場を果たした“369スペシャル”の2回目。前回は2種類の黒文字盤について取り上げたため、今回はハニカム仕様の白文字盤について紹介する。

まず、前作と何が変わったのかというと、大きな変更点は3・6・9とバーのアワーインデックスである。

すべてプリントだった3・6・9も含めたインデックスに対してアプライド(立体)化を施し、さらに時分針と同じ艶消しのゴールドカラーを新たに採用

新型ではバーインデックスをくさび形に変更。すべてプリントだった3・6・9も含めたインデックスに対してアプライド(立体)化を施し、さらに時分針と同じ艶消しのゴールドカラーを新たに採用した。これによって前作以上に1950年代のアンティークウオッチの雰囲気が強まっている点が大きな特徴である。

1950年代当時において、ロレックスは巨大マーケットである北米市場での販売不振から、どちらかというと派手目なデザインを好むアメリカ人向けに白文字盤にゴールドをあしらったコンビモデルが作られたと言われている。

右が今回デザインのモチーフとなった1950年代製造のオイスターパーペチュアル。ハニカムホワイトの文字盤にゴールドのアプライドインデックスを備える。左のゼニスもゴールドのくさび形を採用する

そのため50年代当時のオイスターパーペチュアル(上の写真右)には微妙にデザインの違う様々なタイプが存在したようだ。何と初期のエクスプローラー I にもこのような白文字盤にゴールドインデックスをあしらったアメリカ仕様があったと言われるぐらいである。

さて、今回搭載しているのはシチズン傘下の外販用ムーヴメントメーカー、ミヨタ製自動巻きムーヴメントで、とても薄くて高精度なキャリバー9039である。また、見えない部分ではあるがセミバブルバック風に作っている裏ブタも実はけっこうこだわったポイントのひとつ。下の画像リンクページに掲載しているため、そちらもぜひチェックしてほしい。

【画像】“369スペシャル”のほかの写真をチェック!

【取り扱い店舗】
オンタイム銀座ロフト店 TEL.03-3561-0723
オンタイム渋谷ロフト店 TEL.03-5458-3076
オンタイム吉祥寺ロフト店 TEL.0422-23-2665
ムーヴ新宿マルイ本館店 TEL.03-5379-0308
ムーヴマルイファミリー溝口店 TEL.044-812-5155
オンタイム 大宮ロフト店 TEL.48-648-6788
オンタイム 梅田ロフト店 TEL.06-6359-3205
ムーヴ博多マルイ店 TEL.092-577-1685

【当サイトのオンラインSHOPでも販売中】
https://shop.powerwatch.jp/webshop/

【公式ウエブサイト】
https://outlinewatches.tokyo/collection/369special

ハニカムホワイト(左)のほかにハミカムブラックとミラーブラック(右)もラインナップする

【SPEC】
・型番:(左)Ref.YK20233-2WH-HC、(中)Ref.YK20233-1BK-HC、(右)Ref.YK20233-3BK
・素材:ステンレススチール(ネジ込み式リューズ)
・サイズ:ケース径36mm、ケース厚9.9mm(ドーム風防を含めると13.9mm)
・防水性:5気圧防水
・駆動方式:自動巻き(日本製Cal.Miyota 9039 /24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
・希望小売価格:各6万500円(組み立て:日本)
・保証期間:1年間

【バックナンバー】
■【コレで6万円!】1950年代風ハニカム文字盤の時計もいいが新型のミラー風も捨てがたい(no.121)
■【マジで3本入り超お得!】“定価11万円の希少モデル”に“機械式2本”も付いて11万円の福袋(no.120)
■【ロレックスに代表される青赤ベゼル】時計愛好家はなぜ “ペプシ”と呼ぶのか?(no.119)
■【魅力はペプシカラーだけじゃない】 39ミリのベゼル径など当時に近い絶妙なサイズ感!
■即完売だった【ターコイズが1年振り限定復活】チックタックの全店舗で販売!【no.114】

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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