OUTLINEニュースのno.118でもお伝えしたとおり、完売だった“パートナー2”の後継機として“369スペシャル”がこのほど完成した。みなさんもご存じのロフトやマルイなどに店舗を構えるオンタイムとムーヴの計8店舗（記事後半に記載）と当Watch LIFE NEWSのオンラインSHOP限定で先行販売を実施している。
前作パートナー2とは、「3・6・9」のアラビアインデックスが代名詞の往年の傑作モデルをデザインモチーフに開発。アンティークっぽさを前面に出した雰囲気が評価されて、最初に実施したクラウドファンディングでは1000万円近い申し込みを獲得したほど人気を博した。
今回、新しくラインナップに加わったミラーブラックタイプ。クラシックモダンな雰囲気がけっこう魅力的だ
後継機の新型“369スペシャル”も基本デザインは同じ、ただ細かな点でブラッシュアップを施している。加えて今回は上に掲載した写真の、文字盤をハニカムではなくブラックのミラーダイアル風に仕上げた新型を新たにラインナップした。そこで今回はこのモデルを取り上げたいと思う。
ミラーダイアルというのはロレックスが1950年代半ばから60年代半ばまでの約10年間だけ採用した表面に艶のある黒文字盤のことを指す。時計愛好家の間ではレアな仕様ということもあって珍重されており、アンティーク市場ではかなりの高額で流通している。
つまり今回の新型はこのミラーダイアル風に表面に光沢感のあるブラックを採用しているというわけだ。3・6・9のアラビア数字と楔形のインデックス、そして時分針など文字盤に合わせてすべて鏡面仕上げを施している。そのためパーツの一つひとつは古典的な形ながらも全体的にはモダンな雰囲気に仕上がっている点が大きな特徴だ。
こちらはハニカムブラックタイプ。光沢感が一切ないシックな作りで思わずアンティークかと思ってしまうほど古典的である
これとは対照的に同じ黒文字盤でも、もうひとつのハニカムタイプ（上の写真）は、 ハニカム装飾自体も1950年代の初期の一時期だけに存在した仕様で、ミラーダイアル以上にレア度の高い文字盤を再現したものである。インデックスや時分針などすべてマット仕上げで統一するなど、思わずアンティークかと勘違いしてしまうほどの、どちらかというと玄人受けする作りとなっている。
このように同じブラックで同じデザインにもかかわらず、雰囲気はまったく違う。そのためもし予算が許すのであれば、両方所有したとしても、それぞれに十分楽しめるはずである。ぜひ検討してみていただきたい。
なお次週は、今回のリニューアルでかなりブラッシュアップしたホワイトのハニカム文字盤タイプの魅力についてお届けしたいと思う。
【取り扱い店舗】
オンタイム銀座ロフト店 TEL.03-3561-0723
オンタイム渋谷ロフト店 TEL.03-5458-3076
オンタイム吉祥寺ロフト店 TEL.0422-23-2665
ムーヴ新宿マルイ本館店 TEL.03-5379-0308
ムーヴマルイファミリー溝口店 TEL.044-812-5155
オンタイム 大宮ロフト店 TEL.48-648-6788
オンタイム 梅田ロフト店 TEL.06-6359-3205
ムーヴ博多マルイ店 TEL.092-577-1685
【当サイトのオンラインSHOPはコチラ】
https://shop.powerwatch.jp/webshop/
【公式ウエブサイト】
https://outlinewatches.tokyo/collection/369special
右二つがミラーブラック（右）とハミカムブラックである。それともうひとつハニカムホワイト（左）もラインナップする
【SPEC】
・型番：（左）Ref.YK20233-3BK、（中）Ref.YK20233-1BK-HC、（右）Ref.YK20233-2WH-HC
・素材：ステンレススチール（ネジ込み式リューズ）
・サイズ：ケース径36mm、ケース厚9.9mm（ドーム風防を含めると13.9mm）
・防水性：5気圧防水
・駆動方式：自動巻き（日本製Cal.Miyota 9039 ／24石／毎時2万8800振動（日差-10秒+30秒）／最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ／秒針停止機能付き）
・希望小売価格：各6万500円（組み立て：日本）
・保証期間：1年間
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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中！
