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菊地吉正の【ロレックス通信 No.313】|生産終了の発表からほぼ2カ月。実勢価格はいまおいくら?

4月19日のロレックス通信で書いたGMTマスター II の通称ペプシ(Ref.126710BLRO)が生産終了になったという記事、それから約2カ月経ったいま実勢価格はどうなったのだろうかと気になって調べてみた。

ところが何とネット上には新品商品がほとんどない。まあ状況が状況だけにたとえ店舗に新品があったとしてもWEB上で金額をオープンにするには微妙な時期というところが実情なのだろう。

ということで当ウオッチライフニュースがお届けしている週刊ロレックス相場に3日前に更新された情報を見ると543万円となっている。生産終了が発表になる4日前の4月10日時点の実勢価格相場は456万円だったため2カ月弱の短期間で90万円ぐらい上昇したことになる。

ただ、実のところ相場が上がり始めたのは生産終了が発表されてからではなく、それよりも1年ほど前の2025年5月頃から。当時の実勢価格相場が355万円だったことを考えるとその差は100万円。すでにこんなに上がっていたのである。

当然この実勢価格の上昇は既存のユーズド品にも影響した。そのため購入を考えている人にとってはかなり買いにくくなっているものの、その一方で買取店に売る人にとってはメリットを感じる人も少なくないのかもしれない。ただ、買取価格については高騰した実勢価格ほど上がっていない。まだ上がり続けるのか、それともピークアウトするのかが見えないため、買取店としては怖くてあまり上げられないというのが正直なところなのだろう。

余談だが、GMTマスター II のステンレスモデルとしてペプシベゼルが復活したのは2018年のことで最初は5連のジュビリーブレスレットだけだった。その後21年になってオイスターブレスレット仕様(上の写真)が追加され2種類のブレスレットから選べるようになった。現在の相場はジュビリーブレスのほうが若干高いが、流通量を考えると今後はオイスターブレスの価値が逆に見直されて逆転なんてことも、あるかもしれないしないかもしれない。

【画像】GMTマスター II のペプシほか人気6機種の価格推移をグラフでチェック!

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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