装飾など一切ない極めてシンプルで完成されたデザインゆえに、どんなテイストのベルトを合わせてもカッコよく見えるから不思議だ
腕時計専門誌を長年刊行してきた身としては、意識したわけではないが、日々の腕時計も機械式を着けるというのがもはや当たり前となっている。だからといって腕時計の最新形とも言えるスマートウオッチを持っていないかというと、これも仕事柄やはり無視できない存在。実際に所有して体験してみようと、アップルウォッチを購入。その便利さと軽さゆえにいまでは仕事以外に着ける週末時計として常用している。
そんなアップルウォッチだが、魅力はスマートフォンとリンクした多彩な便利機能もさることながら、やはり無駄な装飾など一切ない、極めてシンプルで完成されたデザインにあるのではないだろうか。そのため、合わせるベルトの雰囲気によってはビジネスにもカジュアルにも、そしてスポーティにもいろいろと変化させることができる。実際に所有してこのデザイン性の高さはさすがだと感じた。
筆者が以前に購入したアダプターのベルト幅18mmタイプ
もしかすると、もともと装着されていたオリジナルのベルトではなく、市販のベルトに付け替えて自分用にイメチェンして使用している人のほうがいまや多いのかもしれない。
それを加速させたのがアップルウォッチとベルトをつなぐためのアダプターが社外品として市販されるようになってからなのだろう。これによって本来は腕時計用に作られたベルトでも、このアダプターのラグ幅とベルト幅のサイズが同じであればアップルウォッチに装着して自分なりにアレンジして楽しむことができる。この自由度がアップルウォッチの魅力をさらに高めたといえる。
このアダプターだが、実は先日、筆者もアマゾンで購入した。理由は自身のアップルウォッチにヴィンテージロレックス用に児島デニムを使って製作した“クラッシュデニムベルト”を装着するためだ。
児島デニムを使ったアウトライン・クラッシュデニムベルトを装着。ベルトの素材感やテイストによってアップルウォッチの雰囲気が変わるのも大きな魅力だ
筆者所有のアップルウォッチはサイズが40mmタイプ。それに対してデニムベルトの幅が20mmだったため、それに対応するアダプターをアマゾンで899円（送料別）で購入。現在それを付けて週末楽しんでいる。
アダプターはアップルウォッチのケースサイズが38mm、40mm、41mmに対してはベルト幅20mm（少ないが18mmもあり）。42mm以上のタイプにはベルト幅22mmか24mmという設定が一般的。そのため購入にあたっては所有するアップルウォッチのサイズと合わせたいベルト幅が対応しているかを確認してアダプターを選ぶことになる。なお、なかには簡単な取り付け用の工具が付属したものも販売されているため、そういったものを狙うのもいいだろう。
【画像】こんな古典的ブレスレットもアップルウォッチにはけっこう似合う
菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中！
