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【Top 10】上半期!世界的に最も売れたロレックスは納得のあのモデル!|ロレックス通信 No.171

 筆者が刊行している高級腕時計の専門誌“POWER Watch(パワーウオッチ)9月号(No.125)”で実施した「高級腕時計なんでもランキング」。その特集内のテーマのひとつとして世界的には実際に何が売れているのか、その情報を得るために今回、年間900万人以上が利用する巨大な高級時計のECサイト“Chrono24(クロノ24)”に協力を依頼。2022年上半期の購入リクエスト数をもとに集計した上位30銘柄を掲載した。

 今回はその30位以内に入ったロレックスとはどんなモデルなのか、そのトップ10に着目してみたいと思う。なお、他ブランドも含めたトップ20については当サイトでもすでに紹介しているため、どんな時計がランクインしているのか気になる人は記事の最後にリンクを貼った関連記事からアクセスしてもらいたい。

 さて、ドイツ・カールスルーエに本拠を構える“Chrono24(クロノ24)”。新品はもちろん、中古からアンティークウオッチまでを含むいわゆる2次流通となる。そのため集計は現行モデルだけに限ったことではないことをあらかじめご承知おきいただきたい。またデータは売り上げではなく、販売個数でのデータだ。

 そして、その結果は以下のとおり。ちなみにカッコ内の順位は他のブランドを含めた総合順位を示している。

1位(1位) デイトジャスト
2位(2位) サブマリーナーデイト
3位(5位) デイトナ
4位(6位) GMTマスター II
5位(7位) オイスターパーペチュアル
6位(11位) デイデイト
7位(15位) ヨットマスター
8位(17位) エクスプローラー II
9位(18位) シードゥエラー
10位(25位) エクスプローラー I

【画像】ロレックス売れ筋ベスト10を時計の写真でチェック!

 ブランド全体をとおしても1位と2位はロレックスという結果となった。ま、当たり前と言えばそうかもしれないが、筆者的にはもっと上位をロレックスが占めていると思っていたため正直なところこの結果は意外だった。では総合で3位と4位に入ったブランドは何か? 気になる方は関連記事でチェックを!

 また、今回1位にデイトジャストがランクインするというあたりもとてもリアルに感じる。以前の記事でも触れたのだが、人気の中心がスポーツ系ばかりに偏る日本の2次流通での調査の場合は、上位がデイトジャストということはまずない。

 デイトナやサブマリーナーばかりに注目が集まるが、やはり販売数でみると実際に売れているのは圧倒的にデイトジャストということがわかる。

 それともうひとつエクスプローラー I や II の順位が低く、逆にすべてのラインナップがゴールド製のプレステージラインであるデイデイトが上位に入っているというのも日本とは大きく違っていておもしろい。おそらくはロレックスに対する価値感の違いなのだろう。

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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