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【かつてアンディ・ウォーホルともコラボ】アートウオッチの先駆け的時計ブランド“モバード”の世界観を堪能しよう!

 エスペラント語で“たゆまぬ前進”という意味をもつブランド名を採用した“モバード”は、1881年にその歴史を歩み始めた。
 スイスのラ・ショー・ド・フォンにて弱冠19歳のアシール・ディーテシャイムが、ムーヴメントから一貫した時計製造を始め、その後クロノメーターなどでその名を世に広げていった時計ブランドだ。

 モバードは優れた時計製造技術で名を馳せると同時に、伝統的な技術を生かしながらも斬新なデザインの採用にも積極的なブランドであった。特に1961年に発表された“ミュージアム ウォッチ”はその代表格とも言えるものである。
 この腕時計はバウハウスの信奉者であるネイサン・ジョージ・ホーウィットがデザインを手掛け、文字盤上に12時位置にドットだけ配し、そのほかのインデックスは一切ないという奇抜なもの。当時、ほかの時計メーカーが製品化に尻込みし、モバードのみが採用したとされるこのデザインは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ世界の著名な美術館の永久コレクションに選定されるほどに高く評価されている。

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ミュージアム。Ref. M0607474.8303L。SS(40mm 径、PVD加工)。3気圧防水。自動巻き。16万5000円

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デザインを手掛けたネイサン・ジョージ・ホーウィット

 また過去にはポップアートの旗手として知られるアンディ・ウォーホルともコラボ。1988年には、ウォーホル晩年期の作品として知られる5個の時計を連ねてブレスレットにした“Time/5”を発表したほか、イスラエルのアーティスト、ヤコブ・アガムなどともコラボ作品を生み出している。

【画像ギャラリー】モバードの歴代タイムピースの画像を見る

 

 現在、伝統的なウオッチメイキングとクリエイティブな発想を融合し、数々のアートウオッチを世に送り出してきたモバードの世界観を堪能できる“MOVAD POP UP SHOP”が東武百貨店 池袋店 6階時計売場で開催中だ。代表作“ミュージアムウォッチ”をはじめとしたタイムレスで永遠に色褪せることのない究極のミニマルウオッチ、さらにアンディ・ウォーホルとのコラボレーションモデルやヤコブ・アガムのアートピースなど、ヒストリカルウオッチも特別展示されている。気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

 

MOVAD POP UP SHOP
開催期間:~2023年2月21日(火)
会場:東武百貨店 池袋店 6階時計売場

 

【問い合わせ先】 栄光時計(モバード) TEL.03-3837-0783
https://www.eikotokei.co.jp/brand/MOVADO/

 

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文◎堀内大輔(編集部)

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