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【意外に知られてないかも!?】腕時計のベルト交換は工具が無くても簡単にできることを!

ヴィンテージ加工を施したイタリアンレザーなどは革とはいえ夏の時期も雰囲気的にけっこう似合う。そのため引き続き楽しみたいところだが、やっぱり汗には注意が必要になる(時計はアウトライン・セコンドセッティング)

今週になってまたぐんと気温が上がってきたうえに、雨も加わってジメジメ感もマックス。こうなると時計好きにとって真っ先に気にしなければならないのが革ベルトである。

時計を外して革ベルトの裏側を見てみると「あ〜汗染みが広がっている」なんて経験はみなさんも何度かあるのではないだろうか。つまりこれが革ベルトの劣化を早める原因のひとつになるのだ。

ただ、最近は革ベルトの裏材に水・汗に強い合成皮革を使っているものも販売されているため、高級な革そのものよりもどうしても装着感は若干落ちてしまうかもしれないが、夏だけはそういった換えのベルトを用意して使い分けるというのも、革ベルトを長く愛用するための方策のひとつと言える。

セコンドセッティングモクィックレバー式のバネ棒(写真赤丸印)を備えているため、工具がなくともワンタッチで簡単に交換ができる。ちなみ裏材は汗と水に強いロリカ仕様(写真上方)

さて本題だが、5〜6年ぐらい前からだろうか、工具を使わなくても交換が容易にできるように、レバーが付いた革ベルトが徐々に増えていることをご存じだろうか。いまでは交換用ベルトを買うときに、それを付ける付けないを選択できるようにさえなってきている。

かつては革ベルトを交換するとなるとバネ棒外しという工具が別途必要だった。ただ時計好き以外はそんな工具など持っているはずはない。だいたいが革ベルトを購入したお店に時計を持ち込み、そこで交換するというのが一般的だったのである。

それがいまでは、掲載した写真の赤丸印のように革ベルトとケースをつなぐバネ棒自体にレバーピンが付いており、このレバーピンをスライドさせることでバネ棒の右側先端部分が内側に引っ込み、ラグ部分から簡単に外れるという仕組みになっているというわけだ。

クイックレバーやクリッカーなどと呼ばれているので、そろそろベルトを変えようかと考えている人は、何千円の価格の革ベルトにも付いていたりするためチェックしてみてはいかがだろうか。

【アウトライン・セコンドセッティング】


【SPEC】
●型番:Ref.20222-1BK(ブラック)、Ref. 20222-2BL(ブルー)
●素材:(ケース)316Lステンレススチール、(ベルト)イタリア製ヴィンテージ調レザー、裏材は汗に強い合成皮革ロリカ製
●サイズ:ケース径38mm、ケース厚12.7mm
●防水性:10気圧防水(日常生活用強化防水)
●駆動方式:自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9039 /24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能搭載)
●装備:双方向回転ベゼル、ベゼルロック機構(4時位置)、シースルーバック
●希望小売価格:各5万5000円(組み立て:日本)、各150本限定
●保証期間:1年間

アウトライン公式サイト
https://outlinewatches.tokyo/collection/secondsetting

【オンタイムおよびムーヴの以下の6店舗でも販売中】
オンタイム銀座ロフト店 TEL.03-3561-0723
オンタイム渋谷ロフト店 TEL.03-5458-3076
オンタイム吉祥寺ロフト店 TEL.0422-23-2665
ムーヴ新宿マルイ本館店 TEL.03-5379-0308
ムーヴマルイファミリー溝口店 TEL.044-812-5155
ムーヴ博多マルイ店 TEL.092-577-1685

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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