【500本以上の映画に登場】ハリウッドセレブや米軍も御用達、アメリカ発祥の老舗ブランド“ハミルトン”の魅力 スペシャル スペシャル タイアップ記事 人気の記事 小スライド

【アメリカの老舗時計“ハミルトン”】ミリタリーの名作“カーキ”シリーズを深掘り

PR:HAMILTON

1892年にアメリカのペンシルバニア州で創業。現在はスイス製の本格時計として幅広いユーザーの支持を集めるハミルトン。ビジネスシーンにもマッチする“ジャズマスター”、エルヴィス・プレスリーも愛用した“ベンチュラ”など、多彩なコレクションを展開しているが、なかでも同社を象徴するモデルとして人気を集めているのがフィールド、アビエーション、そしてネイビーと三つのコレクションを展開する“カーキ”だ。

今回の記事では、アメリカ軍のオフィシャルウオッチサプライヤーとして信頼性の高いミリタリーウオッチを納入してきたハミルトンの歴史を掘り下げつつ、軍用時計をルーツとする“カーキ”シリーズの魅力を改めて掘り下げていく。


【“ハミルトンとミリタリーウオッチ”75年の歴史】

米国陸海軍“E Award

1942年から45年まで、腕時計やマリンクロノメーターなど100万個以上の計測機器を軍に供給。その優れた製品が評価され、“Army-Navy ‘E’ Award”を受賞

ハミルトンはアメリカのペンシルバニア州ランカスターで1892年に産声をあげた老舗ブランドである。1912年に“鉄道公式時計”となって以降、最初は鉄道時計として、列車の安全な運行に貢献したことで名を馳せた。

高精度な鉄道時計としてその名を知られるようになったハミルトンに注目したのがアメリカ軍だ。

ハミルトンは1917年からアメリカ陸軍へ軍用時計の納入を開始し、第1次世界大戦で高精度の軍用時計をアメリカ軍に納入した実績を受けて、第2次世界大戦でさらに軍用時計の製造を拡大。42年には一般向けの時計の製造をストップして軍用時計の製造に舵を切っており、45年までの期間で100万個以上もの腕時計やマリンクロノメーターをアメリカ軍に納入している。

ミリタリーウオッチ グレードⅡ

ミリタリーウオッチ グレードⅡ(1944):1940年代以降にアメリカ軍の兵士が標準装備として身に着けていた軍用腕時計のひとつ。“グレード Ⅱ”は米軍が指定する精度要件を指しており、“グレードⅠ”の時計は1日あたり7秒以内、“グレードⅡ”は1日あたり30秒以内、“グレードⅢ”は1日あたり60秒以内の精度が要求されたようだ。

当時、ハミルトンは軍需品生産の優れたサプライヤーに贈られる“米国陸海軍の“E Award”を5度にわたって受賞しているのだが、これはハミルトンの技術力の高さを象徴する逸話と言えるだろう。

アメリカでは腕時計についてもミルスペック(軍の調達規格)の整備が早くから進められており、当時もこの規格をもとに腕時計、ストップウオッチ、マリンクロノメーターなどが製造された。改定を重ねているため仕様の違いが見られるが、腕時計は黒文字盤に60刻みのミニッツ、およびセコンドインデックスとアラビア数字インデックスを持ち、機能はスモールセコンドまたはセンターセコンドで防水仕様というのが基本的な仕様と言える。


【アメリカ海軍特殊潜水部隊用の防水時計も製造】

USN-BUSHIPSキャンティーンダイバー(1951):水中爆破チームUDTに採用された防水時計。UDTの任務は、強襲上陸作戦に先立って、海中や海岸から機雷や障害物を取り除くことにあった。この任務にあたる水中工作員のために、ハミルトンはキャリバー987Sを特別の防水ケースに密封した特製の防水時計を開発。リューズを密閉するためのチェーン付きリューズキャップを備え、一説には深度300フィート、約91mまでの防水性を誇った(深度50フィート、約15mという説もある)。

厳格な調達規格を定める反面、陸・海・空軍向けの時計に明確に仕様の違いがなかったのも特徴なのだが、そんななかでも、海軍ならではの特徴を備えた時計が一部製造されていた。

それが“キャンティーンダイバー”ことUSN-BUSHIPSだ。チェーン付きの大振りなリューズキャップがまるで水筒(=Canteen)を彷彿とさせることからこのように呼ばれている。43年に編成されたアメリカ海軍特殊潜水部隊が使用したモデルで、高い秘匿性が求められる特殊時計のため、製造はハミルトンを含め、限られたブランドだけが担ったとされている。

防水性を確保するために開発された巨大なリューズキャップだが、機能的な役割りはもちろんのこと、デザイン的にもほかにはない魅力を感じさせる。アメリカ軍が採用したミリタリーウオッチのなかでも、突出して個性の強いモデルと言えるだろう。


【“カーキ フィールド”シリーズとその原点になった軍用時計】

GG-W-113 カーキ フィールド

GG-W-113 カーキ フィールド(1966):1960年代、MIL-W-3818Bの仕様に基づき製造され、ベトナム戦争以降、米軍で広く採用されたモデル。ハック機能を備えたGG-W-113とハック機能のないMIL-W-46374、二つの仕様が存在している。使い捨てタイプの軍用時計が普及する以前のもので、防塵、防水に優れたつや消しのステンレススチールケースにセンターセコンド仕様となる。

60年代以降はイギリス軍などにも軍用時計を供給したハミルトンだが、この時代に製造された軍用時計のなかで、特に有名なのがベトナム戦争でアメリカ軍に供給された“GG-W-113”だ。当時はコストカットを目的にして使い捨てタイプの軍用時計が進行したことが知られているが、このモデルはツヤ消しのステンレススチールケースにスイス製の17石ムーヴメントを採用し、長く使えるスペックを備える。

カーキ フィールド メカ

カーキ フィールド メカ(H69439931):1960年代のベトナム戦争期に当時のミルスペック準拠で製造されたモデルの復刻版。程よいサイズの艶消しステンレスケースにシンプルな3針表示ダイアルを合わせ、非常に視認性の良いデザインに仕上げられている。SS(38mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.H-50)8万5800円。

写真の復刻版“カーキ フィールド メカ”の詳細を見る

5分刻みに三角マーカーを配した外周のミニッツインデックス、シリンジ型の時分針など、簡潔ながら個性を備えた文字盤も特徴となっており、“カーキ フィールド”の名称で民生品が発売された。

このモデルのデザインや基本仕様を継承して製作されたのが現行の“カーキ フィールド”シリーズであり、“GG-W-113”はまさに“カーキ フィールド”シリーズ原点的モデルだ。一見すると機能的でシンプルなデザインだが、戦場で瞬時に時間を把握するために生み出されたことを踏まえて見てみると、ミリタリーならでの凄みとも呼べる独特の雰囲気を感じとることができるはずだ。


【軍用時計を原点にもつ復刻モデル:カーキ フィールド メカ】
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H69439411

H69439411。SS(38mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.H-50)。8万5800円

H69439901

H69439931。SS(38mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.H-50)。8万5800円

H69449961

■H69449961。SS(38mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.H-50)。9万6800円

H69439901

H69439901 。SS(38mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.H-50)。8万5800円

H69439411_文字盤拡大

H69439411_文字盤拡大

H69439411_NATOベルト

H69439411_NATOベルト

写真の時計の詳細を見る

ハミルトンは軍用時計を製造してきた歴史を現行の“カーキ”シリーズに受け継ぎ、軍用時計をルーツとする多彩なコレクションを展開している。

今回の記事はオリジナルとなったヴィンテージのミリタリーウオッチを中心に掘り下げてみたが、次回の記事(3月7日公開予定)では、今回紹介した1940年代〜70年代の軍用時計をベースに、その意匠を再現したハミルトンの復刻モデルをさらに詳しく紹介していく。

 

【問い合わせ先】
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7371

ハミルトン公式サイトへ

 

》次のページから、ハミルトンがイギリス軍に納入した1970年代のミリタリーウオッチを紹介。

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