シチズンが、The CITIZEN(ザ‧シチズン)の30 周年を記念した限定モデルをリリースする。
本モデルの特徴は、藍染で染めた“勝⾊(かちいろ)”の土佐和紙を使用した文字盤だ。“勝⾊”とは、藍染の中でも特に濃い藍色である“褐⾊(かちいろ)”に、縁起の良い漢字をあてた日本の伝統色。その名称の響きの良さから、武具や祝賀の品々に多く愛用されている。

■Ref.AQ4100-65M。スーパーチタニウム(38.3mm径)。10気圧防水。光発電エコ・ドライブ(Cal.A060)。世界限定550本。46万2000円
The CITIZEN(ザ・シチズン)
30 周年記念限定モデル 高精度年差±5 秒 エコ・ドライブ
“ザ・シチズン”は、年差クォーツ、光発電エコ・ドライブ、スーパーチタニウム™といったシチズンの高い技術力をふんだんに盛り込みつつ、洗練されたコレクションを展開するシチズンのフラッグシップラインだ。
“ザ・シチズン”はこれまでも和紙を採用したモデルを展開してきたが、本作では、藍染の伝統技法である“天然灰汁発酵建て”(てんねんあくはっこうだて)によって手染めで染色された“土佐和紙”を文字盤に採用。武具や祝賀の品々に重宝されてきた伝統⾊“褐⾊(かちいろ)”で、30周年を寿ぐ、特別な仕上がりとなっている。
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やはり、目を引きつけるのが伝統技法“天然灰汁発酵建て”(てんねんあくはっこうだて)で⼿染めされた“土佐和紙”文字盤だろう。光を透過する素材として古くから障子や⾏灯などに用いられてきた和紙。光発電エコ・ドライブの文字盤にも適した素材であり、独特の風合いは日本古来の美意識を繊細に表現する。
手染めされた“土佐和紙”は、染料の発酵度合や幾重にも重ねられる染めの過程で、深みと鮮やかさを併せ持った濃い藍⾊を生み出す。多層的な色調は光に応じて微妙に変化するため、時間を確認するたびに、異なる表情を楽しめるのが魅力だ。
ケースとブレスレットにはスーパーチタニウムを採用。軽量(ステンレスより約40%軽い)、硬い(ステンレスの約5倍の硬度)、錆びにくい、肌に優しい、という優れた特性に加え、デュラテクトプラチナ加工を施すことで、優れた耐摩耗性を確保しながら審美性を高めている。
ケースやブレスレットには、繊細なヘラライン仕上げをベースに、ベゼルやラグの面取り部分などにミラーポリッシュ仕上げを採用。抑制された佇まいによって、高級感を高めつつも、深い味わいを持つ文字盤の色調を引き立てている。
ムーヴメントは、年差±5 秒の高精度を誇る、光発電エコ・ドライブ“Cal.A060”を搭載。2100年2月28日までカレンダーの修正が不要のパーペチュアルカレンダー機能を搭載しているほか、強い衝撃による針ズレを防ぐ衝撃検知機能、針ズレが生じた際に自動で修正する針自動補正機能、0時ジャストカレンダー更新機能を備えている。
なお本作は、世界限定550本で2025年7月10日に発売予定。販売予定価格は46万2000 円となっている。
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【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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