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【要チェックブランドは?】開催が迫るアンティーク時計フェアで狙い目のブランドを紹介!

8月2日(土)・3日(日)に開催が迫る、LowBEAT主催によるアンティーク時計フェア in 銀座。今回はこのフェアでぜひ確認しておきたいメーカーやモデル、人気ブランドの魅力にクローズアップしたい。



注目ブランド1【ロレックス】

言わずと知れた高級時計ブランドとして、国内外を問わず高く評価されているロレックス。資産性の高さや転売目的での話題ばかり目についてしまうが、腕時計としての完成度の高さこそがロレックスの真価と言えるだろう。また、探検家や研究者、映画作品やドラマなどで著名人が着用したエピソードが数多く残されている点も、ブランドの歴史に深みをもたせている。
堅牢かつ高い防水性を誇るオイスターケースと、耐久性と精度に優れた自社製のムーヴメントなど、実用性に特化した設計がユーザーからの信頼を得て、同社の高い地位を築いたのだ。

【写真の時計】ロレックス GMTマスター。Ref.1675。SS(40mm径)。自動巻き(Cal.1570)。1970年代製。278万3000円/取り扱い店:コミット銀座

おすすめのモデルはオイスターケースを採用したモデル全般だ。オイスターパーペチュアルやサブマリーナー、GMTマスターやデイトナ、エクスプローラーなど、ここでは紹介しきれないほどのシリーズに多彩なバリエーションが存在する。どのモデルも適切なメンテナンスさえ施されていれば、現在でも十分な性能を発揮するだろう。多彩な選択肢が存在するため、自分好みのデザインや予算からチョイスができるのも同社の楽しみ方のひとつと言える。時計ビギナーから玄人まで幅広く楽しめる、懐の深いブランドだ。

【画像:それぞれの時計を別のアングルから見る(全9枚)


注目ブランド2【オメガ】

こちらも、スピードマスターやシーマスターなど、歴史的名作を数多く輩出してきた名門ブランドだ。かつて同社は、時計の精度を競う天文台コンクールに参加して好成績を残しており、機械式腕時計の高精度化に注力した製品を数多く製造してきた。

【写真の時計】オメガ イギリス陸軍 W.W.W.。SS(35mm径)。手巻き(Cal.30T2)。1940年代製。66万円/取り扱い店:キュリオスキュリオ

その中でも注目のモデルは、同社の傑作ムーヴメントとして語られる30mmキャリバー搭載モデルやシーマスター、コンステレーションだ。
熱烈な時計愛好家からすれば、定番すぎて退屈に感じてしまうかもしれない平凡なチョイスだが、安定した品質や精度はアンティークウオッチのなかでも光るものがある。精度と耐久性を重視したムーヴメントの設計や素材選びは、オメガに唯一無二の個性を与えているといっても過言ではないだろう。特に、1940年代から60年代にかけて製造された個体は、シンプルで美しいデザインと実用品としての堅牢さを兼ね備えているため、いまなお高い人気を集めている。


注目ブランド3【IWC】

時計愛好家の中では高い認知度を誇るIWC。手巻き式の名機Cal.83や、軍用時計の開発時に得られた耐磁技術を民生品に転用したインヂュニア、紳士的な装いのシャフハウゼンやスポーツユースのヨットクラブなど、数多くの名作を生み出してきた。

【写真の時計】IWC シャフハウゼン。Ref. R810AD。SS(34.5mm径)。自動巻き(Cal.8541B)。1968年製。29万8000円/取り扱い店:ブランド腕時計専門店ムーンフェイズ

どのモデルも高い実用性を備えており、1950年代に誕生したラチェット機構を応用したペラトン式の自動巻き機構は、高い巻き上げ効率と耐久性からIWCの中でも高い人気を集めている。手巻き、自動巻きともに、堅牢性を重視した設計がIWCの魅力と言えるだろう。
玄人向けの印象のある同社だが、ケースのサビやムーヴメントの状態にさえ気を遣えば、万人にオススメできるブランドだ。

なお、今回紹介した3本を取り扱うショップはアンティーク時計フェアにも出店しているため、会場で現物に出合える可能性も。ぜひ足を運んでチェックしてほしい。

 

【アンティーク時計の即売会が8月2日・3日に銀座で開催!

 

 

 

文◎LowBEAT編集部

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