スイスの時計ブランド“Maurice Lacroix(モーリス・ラクロア)”が最新作となるアーバンウオッチ、“AIKONIC(アイコニック)”をリリースした。2025年8月より全国の正規販売店にて発売が開始される。
2016年に発表され、瞬く間にモーリス・ラクロアの代表作となったアーバンウォッチ“アイコン”。今回登場した“AIKONIC(アイコニック)”は、そのDNAを受け継ぎながらも、最新素材と高度な技術を取り入れた新コレクションだ。

■Ref. AC6008-SSL40-330-4。CE×SS(43mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal. ML1000)。50万2700円
MAURICE LACROIX (モーリス・ラクロア)
アイコニック
モーリス・ラクロアを代表する人気モデルとなった“アイコン”のDNAを受け継いだ新コレクション“AIKONIC(アイコニック)”。
文字盤とケースに使われている新素材、60時間パワーリザーブを備える自動巻ムーヴメント、そしてクリックするだけで簡単にベルトを交換できるモーリス・ラクロア独自の新型イージーチェンジャブルシステム(特許出願中)など、革新的なクラフトマンシップを駆使して製作された。
バリエーションは5機種。スイス・ジュラ地方の自社工房で製造(一部の部品は地元で調達)されており、手の届きやすい価格で高品質な時計がラインナップされている。
【画像10枚】型違いで5機種、新コレクション“アイコニック”のデザインを見比べる
最新作“アイコニック”の大きな特徴となっているのが“カーボンダイアル”だ。一般的にカーボンを採用したモデルでは、カーボンファイバーの糸を編み込んで角度をつけて配置しているのだが、アイコニックでは、従来のカーボンダイアルとは異なるデザインを採用した。
多数のファイバーを上下に一方向に走らせることで、他と一線を画すグレーとブラックの線状の模様を生み出している。
製作プロセスの過程で、このカーボンファイバーの配置が必ず少しずつ異なるため、それぞれの文字盤が独自でユニークなデザインに仕上がるのも魅力だ。
このカーボンダイアルを製造するにあたり、モーリス・ラクロアでは生まれた故郷であるスイス・ジュラ州のセイネレジェから約40kmの場所にある専門企業に協力を依頼した。地域ならではの特色を取り入れたタイムピース製造を目指す、同ブランドの姿勢を反映した決断と言えるだろう。
ベゼルを彩る6本のダブルアームは、2016年にデビューした“アイコン”に初めて採用されたデザイン要素だ。
新コレクションの“アイコニック”では、時針、分針、アワーマーカー、リューズに、これらのアームがインスピレーションの源となったデザインが採用された。ベゼルと同じくマットセラミックを採用したリューズには、簡単に操作できるよう、指にフィットするグリップが施されている。
ケースはステンレススチール製で、文字盤の視認性と強度を両立するため、グレードの高い反射防止加工を施したサファイアクリスタル風防を装備。両面にコーティングを施すことで、光の透過性が高まり、耐防水性も強化されている(10気圧防水を確保)。
ケースの仕上げにもこだわっており、垂直の細かなサテン仕上げとポリッシュ仕上げを対比させることで、洗練された美しさを表現した。ケースの側面にはサイズが徐々に大きくなる変則的な加工が施されており、それが光を巧みにとらえることで、品質の高さを際立たせている。
ムーブメントはソプロードと共同開発した、自動巻きの新キャリバー“ML1000”を搭載。既存のキャリバーに比べ、テンプブリッジは2本のネジで固定されて安定感が増し、日差平均±4秒の精度と、60時間パワーリザーブを実現している。
ブルースクリュー、ペルラージュ装飾やコート・ド・ジュネーブ装飾などの仕上げは、この価格帯では珍しく洗練された美しさを誇り、オープンワークによって左右対称の造形美を備えたムーヴメントの姿を楽しめる。
【画像10枚】型違いで5機種、“アイコニック”のカーボン文字盤を別アングルで見る
【問い合わせ先】
モーリス・ラクロア/ DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン
cg.csc1@dksh.com
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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