LowBEAT magazine 最新入荷情報

【世界3大時計の威厳を感じさせる美しさ】シンプルながらも気品の漂う寡黙なドレスウオッチ

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ヴァシュロン・コンスタンタン
エッセンシャル

今回紹介するのは、1980年代に製造されたヴァシュロン・コンスタンタンのエッセンシャルだ。世界3大時計のひとつであり、200年以上の歴史をもつ同ブランドの威厳を感じさせる、堂々とした風格の2針ドレスウオッチだ。

“本質的な”、“必要不可欠な”といった意味のエッセンシャル。その名が示すとおり、ヴァシュロン・コンスタンタンの主軸をなすコレクションだ。

【写真の時計】ヴァシュロン・コンスタンタン エッセンシャル。Ref.39019。K18YG(32mm径)。手巻き(Cal.1015)。1980年代製。77万円。取り扱い店/モンテーヌサカエチカ

【画像:K18YG製ケースや文字盤の状態を見る(全6枚)

ラウンド形のスムースなケース形状に黒のラインの入ったバーインデックスとバトン針など、必要最低限の要素のみで構成されたデザインは、時間に追われない、優雅なひと時を過ごす貴族にこそふさわしいと言わんばかりのエレガントさだ。防水性能をもたない18金イエローゴールド製のケースについても、ハードなシーンでの使用を想定しない、時計ならではの特徴だろう。小振りなケースとシャンパンカラーの文字盤は品格があり、フォーマルなスタイルを引き上げてくれる。加えて、尾錠にはマルタ十字マークのない時代のものが付属している点にも注目だ。

ムーヴメントには、ジャガー・ルクルトのCal.895をベースとしたCal.1015を搭載。非常に繊細な薄型ムーヴメントであるため、地板や歯車に歪みや曲がってしまうと不具合が生じてしまう可能性もある。オーバーホールや修理を依頼する際には、必ず修理実績のある信頼性の高い時計店に持ち込むことを推奨する。

通常の手巻き3針の時計ですらも、修理費用の安さに釣られて修理を依頼した結果、中途半端な修理によって、故障や不具合が発生するというケースも耳にすることがある。

腕時計を長く愛用するにあたり、使用者が丁寧に扱うことはもちろんのことだが、確かな技術をもった時計技師による適切な整備も欠かせない要素であることを覚えておきたい。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎モンテーヌサカエチカ

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