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菊地吉正の【ロレックス通信 No.307】|正規のロレックス表参道店で提示された驚きの査定額。そして判明したエク1の意外な事実とは?

今回、査定に出した2013年製のエクスプローラー、Ref.21470(前期型)

2024年12月に表参道にオープンした“ロレックス ブティック 表参道”。すでにみなさんもご存じとは思うが、ロレックスが認定した中古品の販売と買い取りの両サービスを実施するロレックス直営の店舗である。

実のところ現在書店で販売中の高級腕時計の専門雑誌“パワーウオッチ 11月号(No.144)”では「ロレックス売買の裏事情」と題した特集を実施。ロレックスの2次流通の現状はもちろんのこと、ロレックスの買い取り事情の実態についても詳しく取り上げた。

なかでも買い取りサービスについては、編集部がロレックス ブティック 表参道に筆者所有の2013年製旧型エクスプローラー(Ref.214270前期)を実際に持ち込んで査定を実体験。加えて銀座界隈にある高級時計の並行輸入店と買い取り専門店計10社にも持ち込んで、どこが一番高い買い取り額なのかを比較検証したのだ。

各社の査定結果は本誌で確認していただくとして、みなさんが気になるであろう一番高い査定額だったのは驚くことにロレックス ブティック 表参道だったのである。

当初提示された概算額は90〜95万円だったようだが、正式には99万1000円と100万円近い査定額だった。これには並行輸入店などよりも当然低いだろうと思っていた編集部もかなりの驚きだったようだ。

ただ、今回並行輸入店の査定額が表参道よりも低めだった背景には「なるほど」と思わせる人気モデルがゆえの事情があるようだ。これについては本誌をお読みいただきたい。

一方で、今回の取材で新たにわかったことがある。写真がなくて恐縮だが、付属していたギャランティーカードについて、査定した並行輸入店の多くが「これまで見たことがない」と口を揃えて言うほどの珍しい仕様だったことだ。ただ、ロレックス ブティック 表参道で査定額が提示されたということは真正品と認めたいうこと。つまり付属品も含めて本物だということが証明されたというわけだ。

なお、本誌記事ではロレックス ブティック 表参道の買い取り査定のプロセスなどかなり詳しくレポートしているため、査定してみたいと考えている人はぜひ雑誌をご一読いただきたい。

さて最後に、実勢価格の直近1カ月間の動向について触れておきたい。今年の5月下旬から上がり始めた人気モデルの実勢価格の上昇がいまだ落ち着く気配が感じられない。サブマリーナーデイトなどは、先月も書いたが今月もさらに上昇しいよいよサブ史上で最も高騰した2022年1月の248万円に迫る勢いだ。気になる人は下のリンクからアクセスしてチェックを!

【画像】1カ月の変動をチェック!主要10モデルの月刊ロレックス相場(11月14日更新)

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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