アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
オメガ
コンステレーション
今回取り上げるのは、1968年頃に製造されたオメガ コンステレーションの18金無垢モデルだ。
コンステレーションといえば、オメガを代表するコレクションとして、現在まで長きにわたって継承されている人気シリーズである。そのなかでも本個体は、オーデマ・ピゲのロイヤルオークやパテック フィリップのノーチラスのデザインを手掛けた、“時計デザインの巨匠”ジェラルド・ジェンタによるCラインケースを採用したモデルだ。ラグとケースサイドがシームレスにつながったフォルムが特徴的で、ラグの造形を強調していた従来のコンステレーションとは一線を画す、近代的なデザインが魅力となっている。
加えて、今回取り上げる個体は、ケースのみならずブレスレットまで18金無垢で仕上げられた非常に豪華な1本だ。繊細な仕上げが施された厚みのあるメッシュブレスレットの存在感は圧巻である。さらに、文字盤のインデックスなどにも金無垢パーツが使用されている点も見逃せない。

【写真の時計】オメガ コンステレーション。Ref.168.009/168.017。K18YG(34.5mm径)。自動巻き(Cal.564)。1968年頃製。318万円。取り扱い店/ムーンフェイズ
【画像:繊細なリネン文字盤や金無垢のブレスレットの状態を見る(全6枚)】
ムーヴメントには、オメガの自動巻きムーヴメントのなかでも傑作として名高い、クロノメーター仕様のCal.564を搭載。毎時1万9800振動のロービートながら、安定した精度を実現している。適切な整備を行えば、現在でも十分な性能を発揮してくれるはずだ。安定感のある性能と高い耐久性を備えたこのムーヴメントは、アンティーク初心者から玄人まで、幅広い層におすすめできる。ただし、潤滑油が切れた状態で使用を続けると、自動巻きローターやその周辺機構が摩耗・破損する恐れがあるため、定期的なオーバーホールは欠かせない。
近年は金価格の高騰により、ケースに金を使用したアンティーク時計が地金目的で溶かされてしまうケースも少なくない。一人の愛好家として、魅力的な金無垢のアンティーク時計が次々と姿を消していく現状には、やはり一抹の寂しさを覚えてしまう。
ブランドネームや金の価値だけでなく、機械式時計としての歴史や工芸的な美しさを凝縮したオメガのコンステレーションに、改めて注目してみてほしい。
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文◎LowBEAT編集部/画像◎ムーンフェイズ
