スイスの時計ブランド“タグ・ホイヤー”が、アイコニックなコレクション“モナコ クロノグラフ”から、新作“モナコ クロノグラフ ストップウォッチ”を発表した。
1960年代、F1モナコGPで史上初となるタイトルパートナーを務めた同ブランドは、60年代から70年代にかけてサーキットで計時するストップウォッチを手掛けていた歴史をもつ。今回の新作モデルは、その当時のストップウォッチのデザインを、69年に発表した“モナコ”独自の角形クロノグラフのフォルムに落とし込んだモデルとなる。

モチーフとなった、1960年代〜70年代のホイヤー製ストップウオッチ
熾烈なモーターレースでラップタイムを計る機器は、コンマ1秒の違いが重要となる。そうした状況において、旧ホイヤーが製造したストップウォッチは、信頼性の高い計時機器として60年代から70年代にかけて高い支持を得た。

■Ref.CAW218F.FC6356。TI(39mm経)、100m防水。自動巻き(Cal.11)。147万4000円(税込予価)
TAG Heuer(タグ・ホイヤー)
モナコ クロノグラフ ストップウォッチ
最新モデルはストップウォッチのデザインコードと高い視認性を継承している。ブラック、ホワイト、レッドを組み合わせた独自のカラーリングは、機能性を最優先にするブランドの創始者、ジャック・ホイヤーのデザイン哲学を体現したものであり、かつてサーキッドの計時を支えてきた、モータースポーツとの深い結びつきを表すものとなっている。
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文字盤は、オリジナルのストップウォッチの優れた視認性とモータースポーツ計時機器のDNAを継承し、ブラックの円形レイアウトを重ねることで、鮮やかなコントラストを生み出した。文字盤外周を囲むミニッツトラックを鮮やかなレッドに仕上げたことで、モータースポーツに息づくDNAを力強く強調している。ミニッツトラックに配されたブラックのドット型インデックス、レッドラッカー仕上げのクロノグラフ秒針も印象的だ。
サブダイアルには、瞬時の読み取りを可能とするホワイトカラーのマーカーと針(スモールセコンド針、30分積算計の針)を配置。9時位置にレイアウトされた旧ホイヤーのブランドロゴもホワイトのトーンで統一され、同モデルのヘリテージ感を印象強いものにしている。
外装に関しては、軽量で耐久性に優れたチタンケースに、耐傷性を高めるブラックDLCコーティングを施し、アイコニックな“タグ・ホイヤー モナコ”の角形フォルムにモダンなエッセンスが加わった。リューズはオリジナルモデル“モナコ”のデザインを継承し、左側に配置されている。
ムーヴメントは、自動巻きクロノグラフ“Cal.11”を搭載。右側にプッシュボタン、左側にリューズという、オリジナルのモナコのデザインが再現されている。
ベルトには、歴代のドライバーに愛用されてきたレーシンググローブを想起させる、ブラックのパンチング加工を施したカーフレザーを採用している。ストップウォッチのカラーアイデンティティであるブラック、レッド、ホワイトを反映した特製パッケージと専用トラベルポーチが付属。
なお、世界限定数970本で、価格は147万4000円(税込予価)となっている。
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【問い合わせ先】
LVMHウォッチ・ジュエリー・ジャパン タグ・ホイヤー
TEL.03-5635-7054
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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