定番のブルー文字盤のなかでも、絶大な人気を誇るターコイズブルー。“ティファニーブルー”としても著名な同カラーは女性からの支持も非常に高く、中性的な手首を演出したい男性にも強くおすすめできる。2025年新作のロレックスの金無垢デイトナに採用されたのも記憶に新しく、ますます広がりを見せている注目カラーのひとつだと言えるだろう。
今回は、そんなターコイズブルーのおすすめモデルを厳選。高額なものも多い同カラーモデルだが、ここでは国産ブランドを含む30万円台までの“現実的に手が届く”価格帯の4モデルを紹介する。
【画像】国産ブランドほか、手が届く価格帯のターコイズブルー文字盤4選
【注目のターコイズブルー文字盤①】
CORNICHE(コーニッシュ)
ラ グラン コーニッシュ アズールブルー

■Ref.102876。SS(39mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.SEIKO NH35A)。12万6500円
スウェーデン発の時計ブランド、コーニッシュによる自動巻きラグスポシリーズの第5弾。
光沢のあるセラミック文字盤には、立体的なアルファハンド型の針(時針、分針)と、手作業によるファセット加工を施したインデックスを配しており、光を受けて輝くことで鮮やかなカラーの文字盤上でも存在感を放つ。滑らかな曲線を描くラグやポリッシュ仕上げの上品なベゼルに、スチールブレスレットを合わせてスポーティな要素を加えている。
ムーヴメントは約41時間のパワーリザーブを備えた、セイコー製の“Cal.NH35A”を搭載。39mm径に11mm厚と着用しやすいサイズ感で10気圧防水を備えており、シーンやスタイルを選ばずに着けられるのも魅力だ。
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
【注目のターコイズブルー文字盤②】
The Nishiogi(ザ・ニシオギ)
天然ターコイズ・クイーン

■SS(904L/42mm径)。10気圧防水。自動巻き(MIYOTA Cal. 9015)。19万8000円
東京・西荻窪を拠点する国産ブランドの新鋭、ザ・ニシオギの一作。
幸運を呼ぶパワーストーンとしても知られるターコイズの原石をそのままスライスし、最小限の加工のみで文字盤に採用。スライスする場所や石によって表情が異なるため、世界でひとつだけの風合いや質感を楽しめる。硬質でありつつ温かみを感じさせる、金属の文字盤にはない独特の雰囲気が魅力的だ。
ケース素材はロレックスなどでも使用されている高級素材904Lステンレスススチール製で、価格以上の質感を備える。ムーヴメントにはMIYOTA社のプレミアムライン“Cal.9015”を搭載。
【問い合わせ先】
ミスズ
TEL.03-3247-5585
【注目のターコイズブルー文字盤③】
CITIZEN EXCEED(シチズン エクシード)
BY1020-61W

■Ref.BY1020-61W。スーパーチタニウム(41mm径)。10気圧防水。光発電エコ・ドライブ。限定450本。27万5000円
高品質で洗練されたデザインが特徴のモデルを展開する国産ブランド“シチズン エクシード”の限定モデル。
青緑色のグラデーションカラーが幻想的な雰囲気を醸す文字盤は、ゆっくりと夜の帳が下りる夕暮れ時に蛍の光が様々な自然の光と感応する情景を表現。ケースには軽くて高い耐傷性を持つ、独自の表面硬化技術のデュラテクトDLCを施したスーパーチタニウムが採用されている。
電波受信した日付情報から月齢を計算するルナプログラムによる6時位置のムーンフェイズ機能付きのパーペチュアルカレンダーを搭載。また、日中米欧の4エリアで標準電波を受信して正確な時刻を表示するほか、2ステップの簡単な操作で世界各国の現地時間に設定できるダイレクトフライト機能も備えている。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
【注目のターコイズブルー文字盤④】
WALDHOFF(ヴァルドホフ)
ナビゲーター ターコイズ

■SS(40mm径)。3気圧防水。自動巻き(ソプロード製Cal. M100)。33万5000円(イタリア製カーフスキン仕様レザーベルト付属)
ドイツの時計ブランド、ヴァルドホフの注目モデル。
天然石のターコイズ文字盤に、ラグスポテイストを取り入れたオクタゴン(八角形)ケースとベゼルが個性を放つ。ベゼルはやや丸みを持たせた八角形に成形され、表面はヘアライン仕上げをベースにした研磨。面取りで傾斜を付けた部分やベゼルの側面など、要所にアクセントとして光沢のある鏡面仕上げが施されている。
ムーヴメントには、ソプロードの自動巻きを搭載。シースルーバックから規則的な駆動とメカニカルな造形を楽しめる。40mm径に10.6mm厚と、見た目の印象よりも実寸はコンパクトで比較的薄型なのも特徴だ。
【画像】ローター上の刻印にも注目!シースルー仕様のケースバック
【問い合わせ先】
カルペディエム
info@carpediemjp.com
老若男女から広く愛される人気カラーゆえ、発売後すぐに売り切れになってしまうことも少なくないターコイズブルー文字盤モデル。一方で、今回紹介した30万円台までの価格帯でも、天然石のターコイズを使用したモデルもあったりとバリエーションの幅が広いため、お気に入りの1本が見つかりやすいのも魅力だと言えるだろう。
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文◎市村 信太郎