スイスの腕時計ブランド“Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)”は、かつて1970年代に愛されたクラシックスポーツウオッチモデル“F77”の新作“F77 ChronoMecaquartz(F77クロノメカクォーツ)をリリースした。
これまで“F77”は自動巻きムーヴメント搭載の3針モデルのみの展開であったが、本作はコレクション初のクロノグラフ、しかもセイコー製のメカクォーツムーヴメントを採用。全3色のバリエーションで、12月27日(土)に発売が開始される。

■Ref. 68000Q77。SS(38mm径)。5気圧防水。日本製クォーツ(Cal. Miyota 6P24)。3万6300円
Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)
F77 クロノメカクォーツ
今回登場する“F77 ChronoMecaquartz”は、シリーズとしては初のメカクォーツ・クロノグラフであり、既存モデルの復刻ではなく、完全な新コレクションだ。F77が築いてきたデザインコードを継承しながら、よりアクティブで現代的な使い勝手を備えたタイムピースに仕上げられた。
F77を象徴する“ウーブン(編み込み)パターン”を採用したブルー文字盤とグレー文字盤、そしてテクニカルな雰囲気を備えたカーボンパターン文字盤、合計3品番がラインナップされている。
【画像】セイコームーヴメント搭載で3種、新作“F77メカクォーツ”のデザインを見比べる
ブルー文字盤は光の角度によって表情が変化し、スポーティな清涼感を演出。グレー文字盤は落ち着いたモノトーンの中に“F77”らしいテクスチャーの深みが際立ち、よりシックで汎用性の高い印象だ。カーボンダイアルは最もモダンでアグレッシブな印象で、シリーズに新たな個性をもたらしている。

ケースは316Lステンレススチール製で、サイズは“F77 MKII”と同じ38mm(ラグの先端までの上下幅は46.2mm、厚さ12.2mm)。ポリッシュとブラッシュ、二つの仕上げを組み合わせたことで、金属の美しい質感と特徴的なフォルムを際立たせた。ベゼルにはブランドを象徴するリベットデザインで、手首に自然に沿うエルゴノミックラグを備え、コンパクトながら存在感あるシルエットを形成している。
ムーヴメントにはSEIKO VK64メカクォーツを採用し、クォーツによる精度と機械式モジュールによるクロノグラフの動作を両立。クロノグラフ秒針はスムーズに流れ、プッシャーは心地よいクリック感を生み出している。
また、ダブルドームサファイアクリスタル風防、スクリューダウンケースバックにより10気圧防水を備えていおり、日常の様々な着用シーンに耐えうるスペックを備えている。
“F77 クロノメカクォーツ”は2025年12月27日(土)より、エイチエムエスウォッチストア表参道/ビヨンクールキャッスルで先行発売後、2026年1月5日(月)より、エイチエムエスウォッチストア公式オンラインストアにて一般発売を開始する。
【画像】仕様違いで3機種、“F77メカクォーツ”新作モデルのデザインを見比べる
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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