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70年代デッドストックをアップデート【ダイバースタイル“本格機械式”ウオッチ】米国の日本未上陸ブランド“シンシナティ・ウォッチ・カンパニー”に注目

Cincinnati Watch Company(シンシナティ・ウォッチ・カンパニー)は、アメリカ中西部・オハイオ州の南西端に位置するシンシナティを拠点とする独立系マイクロウオッチブランドである。

Cincinnati Watch Company

2018年にリック・ベルとマーク・ステグマンによって設立された。

創業以前、二人は“Build Your Own Watch(ビルド・ユア・オウン・ウォッチ)”というサービスを立ち上げ、顧客が自分で時計を組み立てる(針やムーヴメントをケースに収める)体験を提供していた。

時計を通じて地元コミュニティを支え、地域社会に貢献するとともに、シンシナティに時計製造を取り戻すという理念のもと、この“ビルド・ユア・オウン・ウォッチ”のプロジェクトは、オリジナルブランドの“シンシナティ・ウォッチ・カンパニー”へと発展したわけだ。


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独自ブランドの立ち上げにあたり、創業者たちが不可欠であると認識していたのが時計師の存在。しかも、彼らが求めていたのは、ただ腕が良いだけではなく、地元であるシンシナティを拠点にしている時計師だった。

紆余曲折を経て、彼らは地元の時計師ジョーダン・フィクリンを共同オーナー兼専属時計師として迎え入れることになる。

彼は24年以上の時計製造経験を持ち、WOSTEP(スイス時計技術者養成プログラム)のディプロマを取得した認定時計師だ。

さらにAWCI(アメリカ時計師・時計修復師協会)のCW21(21世紀認定時計師)資格を備え、過去7年間、AWCIのエグゼクティブ・ディレクターとして将来の時計師育成に携わった経歴をもつ。“シンシナティ・ウォッチ・カンパニー”にとっては、これ以上ない人選だったと言えるだろう。

ジョーダン・フィクリンを迎えたことで“シンシナティ・ウォッチ・カンパニー”は本格指導を開始。オハイオ州シンシナティで設計および組み立てを行い、アメリカの歴史にインスパイアされたコレクションを展開している。


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■SS(40.3mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.SW210-1)。約12万1000円

Cincinnati Watch Company(シンシナティ・ウォッチ・カンパニー)
デスクダイバー・プロ

最初に紹介するデスクダイバー・プロは、この非常に興味深い背景を持つモデルである。誕生のきっかけとなったのは、創業者たちが偶然発見した、1970年代初頭に製造されたスイス製の時計ケースだ。

ケースバックの内側にある“Aetos SA - Swiss Made”の刻印から“Aetos SA”がスイスのケースサプライヤーであることは判明したものの、詳細はほとんどわからなかったそうだ。

【画像8枚】70年代デッドストックケースを再現、“デスクダイバー・プロ”を別アングルで見る


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シンシナティ・ウォッチ・カンパニーは、この70年代のデッドストックケースを再利用して“デスクダイバー・プロ”の前身となる“スーパーラティブ・デスクダイバー”を限定生産して販売。この初期の限定モデルは数に限りがあったため、あっという間に完売することになる。

現在発売されている“デスクダイバー・プロ”は、デッドストックケースを採用した初代モデルをベースに、ほぼ同一のサイズ感で製造された第2世代だ。

アイコンであるスクエアケースに調和するように、70年代を彷彿とさせるサンドイッチダイアルが採用され、鮮やかなサンバースト仕上げを施した文字盤には、シンプルながら視認性に優れたインデックス、自社設計の針が設置されている。アルミニウム製インサートを備えた双方向回転のテンションフィットベゼルも、レトロな雰囲気を加えている。

ケースは316Lステンレススチール製で、サイズは40.3mm、厚さ11.3mm(風防含む)。反射防止コーティングを施したサファイアクリスタル風防、ねじ込み式リューズを装備し、100m防水を備える。

ムーヴメントはスイスのセリタ製自動巻きキャリバー、SW200-1b エラボレグレードを搭載。クイックリリース機構付きステンレススチールブレスレットが付属し、販売価格は約12万1000円。エレクトリックブルー、ブラック&オレンジ、ブラック&ゴールドの3モデルがラインナップされている。


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■SS(38mm径)。50m防水。自動巻き(Cal.SW210-1)。約10万5400円

Cincinnati Watch Company(シンシナティ・ウォッチ・カンパニー)
ユニオンターミナル メカニカル

次に紹介する“ユニオンターミナル”は、シンシナティ・ユニオン・ターミナルの正面外壁にあるアールデコ様式の大きな壁掛け時計“ユニオン・ターミナル・クロック”に着想を得たコレクションだ。

1933年の完成以来、ユニオン・ターミナル駅は“クイーン・シティ”と呼ばれるシドニーへの宝石のような玄関口としての役割を果たしてきた。西半球最大の半ドーム構造物であり、世界でもシドニー・オペラハウスに次ぐ規模を誇るこの駅は、アメリカ合衆国におけるアールデコ建築の最高傑作の一つとして高く評価されている。

Union Terminal clock

本作のデザインモチーフとなった壁掛け時計は、33年に当時から存在していた“ユニオン・ターミナル”のアイコンだ。

駅のデザインを手がけたフランス生まれのフィラデルフィアの建築家、ポール・フィリップ・クレが自身のアールデコ建築デザインの美学に基づいてユニオン・ターミナル・クロックを製作したと推測され、花模様の文字盤は、湾曲した半ドームと非常によく似た曲線を備えている。

Union-Terminal_side

ケースは316Lステンレススチール製で、直径38mm、厚さ10.05mm。サファイアクリスタルを採用し、50m防水を備える。

ムーヴメントはセリタ社の自動巻きキャリバー、SW210-1(エラボレグレード)を搭載しており、シンシナティ本拠の時計師によって、一台ずつ組み立てと歩度調整が行われている。

販売価格は手巻き仕様が約10万5400円。ユニオン・ターミナルとの提携により制作されたこの商品は、売上の一部がシンシナティ・ミュージアム・センター・アット・ユニオン・ターミナルに直接寄付される。

【画像8枚】オリジナルの壁掛け時計を拡大、ユニオンターミナル メカニカルを別アングルで見る

 

》Cincinnati Watch Company(シンシナティ・ウォッチ・カンパニー)
公式サイト
https://cincinnatiwatch.com/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

 

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