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【38mm径×回転ベゼル採用の手巻きクロノグラフ!】1970年代に流行した要素が満載のブローバ製スポーツウオッチ

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ブローバ
ダイバー・クロノグラフ

今回取り上げるのは、1970年代頃に製造されたブローバのダイバー・クロノグラフだ。

両方向回転のアルミベゼルや、ねじ込み式の裏蓋を採用したクッションケースに、手巻きクロノグラフを組み合わせた、70年代らしさあふれるスポーツウオッチとしてデザインされている。

“ダイバー”と称されてはいるものの、スキューバダイビングに対応するような本格的防水仕様ではなく、あくまでスキンダイバーのように、レジャースポーツでの使用を想定した軽度の防水性能にとどまる。当然ながら、製造から半世紀以上が経過した現在では、各部のパッキンやケース、プッシャー類の劣化も考慮しなければならない。そのため、分解掃除時にパッキン交換と防水検査を実施し、問題がないと確認できた場合を除き、水気を避けて使用することを推奨したい。

ネイビーの文字盤やアルマイト処理が施された回転ベゼル、ホワイトのインダイアルなど、特段凝った加工こそ見られないものの、スポーティな意匠が目を引く。

【写真の時計】ブローバ ダイバー・クロノグラフ。SS(38mm径)。手巻き(Cal.バルジュー7733)。1970年代製。22万8000円。取り扱い店/米田屋

【画像:ネイビーの文字盤や回転ベゼル、手巻きクロノグラフのムーヴメントの状態を見る(全6枚)

正直なところ、当時の流行を受けて各社から同等のスポーツウオッチが数多く製造されていたため、本個体は没個性的な時計とも言える。しかし、そんなド定番とも呼べるバランスの良さを体現しているからこそ、半世紀を経た今なお、色褪せない魅力を放ち続けているのだろう力的な雰囲気であると感じられるのだろう。

また、純正のブレスレットが付属しており、ケース本体側のコマが大きく、バングルのような見た目のものが採用されている。

ムーヴメントには、手巻きクロノグラフのCal.バルジュー7733をベースとしたCal.14EBを搭載。量産性を重視した設計で、クロノグラフの制御にはカム式を採用し、レバー類にはプレス加工を多用することで生産性を高めている。仕上げに関しては、ほかの高級機のような装飾は控えめだが、地板全体に金色のメッキが施され、耐震装置にインカブロックではなくキフショックが採用されている。堅牢で故障が少なく、実用機としての完成度は非常に高いムーヴメントだ。

当時は量産品であったとはいえ、現存数も少なく、38mm径の程よい大きさで回転ベゼルが付いたクロノグラフの選択肢は数少ないと言える。ニッチで通好みな要素が盛り込まれたブローバの手巻きクロノグラフにぜひ注目してみてほしい。

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文◎LowBEAT編集部/画像◎米田屋

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