スペシャル ドイツ時計

昔ながらの製造方法で生み出す高品質ミラネーゼブレス

シュタイプのミラネーゼブレス

 

STAIB

シュタイプ

 

高い品質を裏付ける
シュタイプ独自のノウハウ


1950~60年代に人気を集めたミラネーゼブレス。
金属の線材を編み込んで製作するこのブレスレットは、ドレッシーな雰囲気と手首になじむ着け心地の良さが魅力と言えよう。近年のヴィンテージデザイン人気が後押しして、再び注目度が高まっているミラネーゼだが、実はこれを製造できる企業は世界でも数少ないのが現状だ。
理由はミラネーゼ作りには専門技術と豊富な経験を必要とするからである。

 ドイツ南部のフォルツハイムに本拠を構える“シュタイプ”は、伝統的なミラネーゼの製造技法を現代まで守り続けてきた貴重な企業のひとつ。1922年頃からミラネーゼブレスを製造しており、現在のラインナップにもそのノウハウが綿々と受け継がれている。
それを象徴する工程のひとつが、プレス作業だ。機械でシート状に成形された線材は、その後帯状にカットされる。ただ、カットされた線材の側面はどうしてもエッジが立ちすぎてしまう。
そこを、滑らかに仕上げていくことこそ、最も技術とノウハウを必要とするポイントだ。

 

ブレスの製作工程
ステンレススチールの線材をシート状に編み込む作業。30年以上前の古い機械に職人がつきっきりで仕上げていく

シュタイプではカットしたブレスレットの側面から、プレスをかけて滑らかにしている。一見何ともない工程にも思えるが、このプレスの圧力は実に60トン。ケースを打ち抜けるほどの圧力を熟練工が手作業でかけていく。こうすることで、ブレスレットは滑らかな肌触りとなるわけだ。

編み込みの工程
針金をシートに成形する作業。30年前の機械で線材を編み込み、0.9㎜厚のシートに仕立てている。1990年以降、シュタイプはこうした極厚のミラネーゼを製造できるようになった
焼き鈍しの工程
素材がスチールの場合は“焼き鈍し”を行う。1050℃という高温で熱し、プレスで受けたひずみを取り除く工程だ。このような焼き鈍しを採用しているメーカーは極めて少ない

ミラネーゼブレスの専門メーカーとも言えるこのシュタイプ。実は2015年から日本でも販売されている。決して安価なものではないが、上質なミラネーゼを探している人はぜひチェックしてみると良いだろう。
(文◎藤井健人/写真◎神戸シュン)

(左)U2784 (右)U2792

太めの線材を丁寧に編み込むことで完成するシュタイプのミラネーゼは、堂々たる存在感が魅力。上のモデルは堅牢な2重ロック式のバックル、下のモデルは長さの微調整が行えるエクステンション付きのバックルを装備する。
■(左)SS。ストラップ幅20・22㎜。4万1040円。(右)SS。ストラップ幅18・20・22㎜。3万4560円


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