予算10万円以下! イタリア生まれの男前なダイバーズウオッチ/編集部:船平のカジュアル時計レビュー

 編集部のカジュアルウオッチ担当:船平が、実機を見て“コレは欲しい!”と思ったモデルを本音でレビュー。今回は、イタリアの時計ブランド“UNIMATIC(ウニマティック)”のダイバーズウオッチをお届けしよう。

UNIMATIC
ウニマティック

 近年、気候の変動もあり、ゲリラ豪雨や規格外の台風など、これまでの常識の範疇を超えた水のトラブルが多発している。水や汚れが大敵である時計にとってははなかなか過酷な使用環境といえるのだが、そんななかでも、トラブルを気にせずに使えるのが、極限の環境を想定して作られたプロ仕様のダイバーズウオッチだ。

 ただし、単純にダイバーズウオッチというだけでは物足りない。実際に着けることを考えると、見た目が格好いいこと、さらにいうならば、少し頑張れば手が届く10万円以下のプライスレンジであることも重要といえるだろう。

 色々と時計を物色しているなかで今回目に止まったのが、イタリアで2015年に創設されたばかりの新進ブランド、UNIMATIC(ウニマティック)のクロノグラフ。本格派のダイバーズウオッチに匹敵する30気圧(300m防水に相当)防水に加え、デザインが実に魅力的。ミニマムで現代的なのに、どことなくアンティークの軍用時計を思わせる雰囲気を備えているのだ。

》デザインの印象は?
 分厚く堅牢なケース、逆回転防止ベゼル、大振りなドットインデックスを備えた文字盤と、ダイバーズウオッチ王道のスタイルをベースに、クラシックなツーカウンタークロノグラフを搭載することで、さりげなくヴィンテージウオッチの雰囲気をプラス。インデックス、針の夜光、ベゼル12時位置のドットには、日に焼けて経年変化したアンティークウオッチの雰囲気を再現したベージュカラーが採用されており、ツーカウンタークロノグラフとの相性も抜群だ。
U-T
 個人的にとても気に入ったのが、ベゼル、文字盤、ベルトの色合いを合わせている点。ブラックで色合いを統一したことで、見た目の印象が引き締められ、実寸よりもコンパクトな印象に仕上げられている。
U-1b
 無骨なミリタリーウオッチがデザインのモチーフになっているらしく、ケース、ベゼルともに表面の加工はヘアライン仕上げを採用。皮脂汚れが目立ちにくいのもポイントといえるだろう。

》装着感は?
 ケースのサイズは40mmで厚さは約12mm(筆者が計測)と、ダイバーズウオッチとしてはややコンパクトなサイズ感といえる。
U-1a
 時計本体と巾22mmのベルトのバランスが良いため、見た目以上に装着感は良好。時計とベルトのバランスが悪いと、装着時に時計が自重でズレていくことがあるのだが、この時計はそうしたストレスを感じなかった。
U-1d
 かなり重量感のある時計なので、軽量なモデルを好む人にはおすすめできないが、個人的にはずっしりとくる重量感も心地良かった。

》ベルトの作りもチェック!
 ベルトの素材には米国の老舗タンナー、ホーウィン社のシェルコードバンを採用。コードバンは光沢を備えた独特の見た目から堅そうな印象だったが、見た目の印象とは裏腹に柔らかい質感とハリを兼ね備えており、新品の状態でも手首になじんでくれる。
U-1c
 適度な厚みを備えているため、ケース、ラグとのバランスも良好だ。新品の状態はマットに近い質感だが、愛用していくことで質感が変化。艶やかな光沢を増していくのも魅力といえるだろう。

【総評】
 無骨で重量感のあるデザインは好みが別れるところだが、アンティークのミリタリーウオッチからインスパイアされたというデザイン、本格ダイバーズのスペック、10万円を切る手頃な価格と、三拍子揃った良作であることは間違いなし。
 ムーヴメントにはSEIKOインスツルメント製のCal.VK64 (メカニカルクォーツハイブリッド)を搭載しており、秒針が無く左右にサブダイアルを備えたデザインに加え、スイープ運針(機械式のように細かに針が動く)のクロノグラフ針をセンターに備えているのも魅力といえるだろう。

》編集部のオススメモデル
UNIMATIC(ウニマティック)
U3
アンティークのミリタリーウオッチからインスパイアされたという、無骨で機能的なデザインが男心をくすぐる本格ダイバーズウオッチ。
U-TTT
■Ref. U3-A。SS(40mm径)。30気圧防水(300m防水に相当)。メカクォーツ(SEIKO VK64)。7万6464円

文◎船平卓馬(編集部)

【問い合わせ先】
H°M’ S” WatchStore 表参道
TEL.03-6438-9321
》ウニマティック公式オンラインショップ
https://www.hms-watchstore.com/fs/select/c/unimatic

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