実機レビュー!何が買いなのか調べました。【予算20万円台②】

 お手頃な“10万円以下”から“10万円台”“20万円台”そして“30万円台”まで、四つの価格帯で購入できる機械式腕時計を編集部がピックアップ。その一つひとつを編集部が実際に見て、触って、試着した、その感想を本音でレビュー。いま何が買いのモデルなのか。編集部のリアルな意見を、ぜひ購入の際の参考にしてもらいたい。
 前回に引き続き、予算20万円台で購入できる機械式腕時計をセレクト!

【予算20万円台①】
満足感を得られやすいプライスゾーン
ムーヴメントやディテールに注目


 価格が20万円を超えてくると、3針以外のセレクトも視野に入ってくる。そのなかでもやはり見逃せないのはクロノグラフモデルだろう。実際にはもっと安価で手に入るモデルもあるにはあるが、選択肢が充実してくるのはこのプライスゾーン以降であることに加え、複雑機構であることを考えると、当然、信頼のあるモデルを狙いたい。
 
 
》Model 4
TISSOT ティソ
ヘリテージ1973


 スイスを代表するケッセル・クラシック・レーシングチームとのパートナーシップを象徴するモデルとして登場した、1973年に発売されたレーシングウオッチの復刻版。オーバルクッション型ケースや色彩豊かな色使いなど、まさしく70年代デザインらしい仕上がりが魅力となっている。搭載しているのは、ETA社製のクロノグラフCal.7753。信頼性の高さに定評があるベストセラームーヴメントだ。
■Ref.T124.427.16.031.00。SS(43×46.6mmサイズ)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA7753)。世界限定1973本。23万8000円(税抜き)

 
》Detail Check

【ケースフォルム】クッション型とオーバル型の中間のような独特なケースフォルムを持つ。さらに仕上げを使い分けることで、ケースに立体感を与えた。

【文字盤】反転カラーの文字盤は視認性に優れるだけでなく、見た目もユニーク。さらに判読性を追求し、針もオレンジとホワイトで色分けされている。

【実際に着けてみました】オレンジ針の差し色がデザインのアクセントともなっていて個性的。反転カラーとなっているためフェイスが引き締まって見えるが、ケースサイズは43×46.6mmと意外と大きめ。デザインは魅力的だが、手首の細い人は実際にサイズ感を確かめたほうがいいだろう。

【問い合わせ先】

ティソ TEL.03-6254-7361

》ティソ公式サイト
https://www.tissotwatches.com/ja-jp/

 

》Model 5
RAYMOND WEIL レイモンド・ウェイル
フリーランサー

 ブランド初となる自社製Cal.RW1212を搭載するフリーランサーの新色。このRW1212は、いわゆるスケルトンモデル用として設計された機械で、テンプの精密で美しい動きが文字盤側から眺められるようになっている。またテンプの中心部を文字盤に据えたブリッジで保持することで、一体化したデザインに仕上げられている。
■Ref.2780-ST-50001。SS(42mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.RW1212)。24万5000円(税抜き)

》Detail Check

【リューズ】ドレスウオッチの趣だが、リューズはネジ込み式となっており、100m防水を実現。リューズの直径も大きく、操作しやすい点も見逃せない。

【ムーヴメント】2017年にセリタ社と共同開発されたCal.RW1212。特徴は通常、12時方向にあるテンプを6時方向に配置し、美観を高めた点だ。

【実際に着けてみました】スケルトンモデルは増えているが、実はその“専用機”となるとまだまだ少なく、安価なモデルだと単に内部の機械が見えるだけというものも多い。そんななか本作は、丁寧な仕上げはもちろん、文字盤に設置したブリッジでテンプを支えるなど、美観を追求した作りとなっており高級感がある。

【問い合わせ先】
GMインターナショナル TEL.03-5828-9080

》レイモンド・ウェイル公式サイト
https://raymond-weil.jp/

 

》Model 6
NORQAIN ノルケイン
フリーダム 60 オート

 2018年に創業したばかりの完全独立系スイスブランド、ノルケイン。ブライトリングでブランドマネージャーを務めた経歴を持つ創業者のベン・カッファー氏のこだわりは、スイスの優れた時計製造技術を注ぎ込みながらも適正価格で提供すること。本作フリーダム 60は、1960年代のスイス時計に敬意を表したコレクションで、ベーシックな3針スタイルに懐かしさを感じさせるディテールを取り入れた意匠が特徴だ。
■Ref.N2000S02A/S201/20PO.18S。SS(42mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.NN09/ETA2824ベース)。21万円(税抜き)

》Detail Check

【ムーヴメント】20万円台という価格だが、ムーヴメントは信頼性の高いETA社製ベースを搭載。ちなみにクロノグラフモデルも展開されており、こちらの価格は40万円台だ。

【文字盤】外周に傾斜を付けたボンベ型の文字盤に加え、ボックスシェイプの風防を採用するなど、1960年代に見られたディテールを取り入れている。

【実際に着けてみました】高品質なスイス時計で20万円台という手の届きやすい価格設定は魅力。ネジ込み式リューズで、100m防水を実現している点も見逃せない。ちなみに9時側のケースサイドにはプレートが設けられており、ここに任意の文字が刻印できる(有料)。こうした特別感を演出できるサービスもうれしい。

【問い合わせ先】

ノルケイン・ジャパン TEL.03-6864-3876

》ノルケイン公式サイト
https://www.norqain.com/

 

文◎堀内大輔/写真◎笠井 修

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