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仮面ライダーも着用!? 新人編集者が、スイスの古豪“ファーブル・ルーバ”の実機を見せてもらいました!【後編】

 “レトロフューチャーなデザイン”と“実用時計”をコンセプトに掲げるスイスの古豪時計ブランド、“FAVRE-LEUBA(ファーブル・ルーバ)”の主力コレクション5モデルを、先日紹介しました(前編)。

 高度計を搭載したビバーク9000や、水深計を搭載したバシィ120メモデプスなど、スポーツウオッチの名手として、数多くのスポーツ選手をサポートしてきたファーブル・ルーバ。

 実は俳優の登竜門としても注目をされファン層を広げている、日曜朝に放映される特撮ヒーロー番組、通称・ニチアサとの関係も深く、“仮面ライダー”と“スーパー戦隊”に時計を提供して彼らの戦いをサポートしています。

 今回は後編として、それらの番組で登場し彼らが実際に着用しているファーブル・ルーバのモデルを、編集部・松本が紹介していきます。

 

FAVRE-LEUBA(ファーブル・ルーバ)
レイダー・シーキング(仮面ライダージオウで登場)
 2018年9月2日より放送が開始された平成最後の仮面ライダー、“仮面ライダージオウ”の主人公、常磐ソウゴ(ときわそうご)が着用した“レイダー・シーキング”。

 仮面ライダージオウは時計をモチーフに時空を巡り戦う“タイムトラベルライダー”がポイントなので、時の王をコンセプトとしているシーキングが選ばれました。

 オリジナルモデルは“シーキング”として1956年に登場。“大きな四角形のインデックス”、“クッションケース”、そして“14角形の風防リング”という伝統あるレトロフューチャーなデザインと、300mの防水性を兼ね備えた高い実用性を特徴としています。

 主人公が着用しているシーキングはグレー文字盤のレザーベルトタイプになりますが、ほかに、ブルータイプやブラックタイプがあります。

 ケース径は41mmと丁度よく、また手首の形に合わせてラグがちょうど腕に沿うように設計されているので、心地の良い着用感を提供してくれました。
■Ref.00.10107.08.41.45。SS(41mm径)。300m防水。自動巻き(Cal.ETA 2824-2ベース)。21万4500円

 

スカイチーフクロノグラフ(魔進戦隊キラメイジャーで登場)
 2020年8月現在放映中のスーパー戦隊シリーズ、“魔進戦隊キラメイジャー”に登場した“スカイチーフクロノグラフ”。

 キラメイジャーの協力者であり、変身アイテム“キラメイチェンジャー”の開発者でもあります博多南無鈴(はかたみなみむりょう)が着用しています。

 作戦の遂行において、メンバー間で時間を共有すること、魔進(キラメイストーンが地球上の便利な乗り物に変形した姿)の活動時間の管理といった使い方も想定されます。そこでスカイチーフクロノグラフは、高い視認性に加えクロノグラフ機能も搭載しているので、ヒーローたちを幅広くサポートしてくれるのです。

 スカイチーフクロノグラフはクラシカルな二つ目クロノグラフをベースにした力強いデザインが魅力的です。同モデルを写真でしか見たことがなかったのですが、実際に見てみると想像よりも大きく、ケースに対して目一杯のサイズで設計された文字盤が存在感を放っていました。

 また、サンレイ仕上げの文字盤を囲うK18RG製のベゼルとレザーベルトのステッチが同じ色のため、デザインに統一感をもたせている点もポイントです。
■Ref.00.10202.05.31.44。SS(43mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA Valjoux7753ベース)。55万円

 

レイダー・ディープブルー(仮面ライダーゼロワンで登場)
 令和初の仮面ライダー、“仮面ライダーゼロワン”に変身する主人公、飛電或人(ひでんあると)が着用している、“レイダー・ディープブルー”。仮面ライダーゼロワンはAIロボ・ヒューマギアが実用化された世界線です。

 そしてディープブルーとは、1997年にチェスで人類の世界王者に初めて勝利を収めた人工知能(AI)と同じ名前をもっており、その共通点から主人公着用モデルとして選ばれました。

 ダイバー仕様に製作されており、秒針の代わりにセンターで回転する“秒ディスク”は水中での長短針の読み取りを妨げません。もちろんレトロフューチャーデザインも採用した、デザイン性と実用性を兼ね備えたモデルです。

 ディープブルーは44mmと41mmの2サイズ展開で、主人公着用モデルは後者の41mmモデルになります。こちらもラグが短めに設計してあるので、手首の幅に丁度おさまりました。
■Ref.00.10106.08.52.31。SS(41mm径)。300m防水。自動巻き(Cal.ETA2824-2)。28万6000円

 

左からスカイチーフクロノグラフ、レイダー・シーキング、レイダー・ディープブルー

 後編では特撮ヒーローたちが実際に着用したモデルの3コレクションを紹介しました。取材で初めてファーブル・ルーバの実機をすべて見ましたが、すべて想像していたよりも大きく存在感がありました。けれどラグを短めに設計していたり意外にも厚みを抑えていたりなど、着けた人の気持ちを考えて作られた時計なのだと、着用した際に感じました。

 またお気に入りの1本(シーバード)を見つけられたのも、実際に時計を見て良さを実感したからだと思います。

 スポーティーなモデルをより多く発売するのか、はたまたヒーローたちとコラボしたオリジナルウオッチが出るのか、ファーブル・ルーバの今後の展開にも注目していきたいです。

 

文◎松本由紀(編集部)

【問い合わせ先】
スイスプライムブランズ
TEL.03-4360-8669
http://favre-leuba.com/jp/

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