菊地の【ロレックス】通信 No.089| 2021年新作発表の影響は? 動向が注目される旧型エクスプローラー!

 さる7日に速報として今回発表となった新作についてお伝えしたが、みなさんも驚かれたのではないか。公式ウェブサイトでの先行チラ見せ映像を見て、てっきりエクスプローラー II (以降“エク2”)だけだと思いきや、蓋を開けてみたら何とエクスプローラー(以降“エク1”)も同時にモデルチェンジされているではないか。しかも39mmから36mm径へのダウンサイズ化はもちろん、これまで存在しなかったコンビモデルというのも、エク1 に限ってはあり得ないものと思っていただけに、意表を突かれた感じだった。

右が今回生産終了となったRef.214270の前期モデル。左がさらにひとつ前のRef.114270。新型は39mmから36mmにサイズダウンされたため、左の114270と同じサイズとなった

 そうなると俄然気になるのが、いまや旧型となってしまったエク1 、Ref.214270の実勢価格の動向である。新作発表前までは、モデルチェンジが確実視されていたエク2に比べて、値上がりが緩やかだったエク1だったが、発表後の4月9日時点をみるといっきに垂直上昇(下のグラフ参照)して、なんとエク2を超えてしまったのである。

旧型となったエクスプローラー I (Ref.216570)は、新作発表前の4月2日の時点で実勢価格が127万円だったが、発表後は176万円に高騰。(ウオッチライフニュース「週間ロレックス相場」より)

 この動きから察するに、エク1については、たとえ新型が流通したとしても、金額的にはかなりハードルは高くなるのかもしれない。いやはや何とも頭の痛いことである。

 ちなみに、エク2は6万円ほどのダウン。ミルガウスは若干上昇したが、異常なのがエアキング、当連載の88回で紹介したときよりも、何と28万円も値下がりした。

【グラフ】エクスプローラー II、ミルガウス、エアキングの価格をチェック!

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

 

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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