2021年新作速報

【2021新作時計】ブルガリ|新作の “オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー”で7度目の世界最薄を樹立!

 2014年から複雑機構を搭載した薄型ムーヴメントを毎年のように開発し、世界最薄の記録を更新してきたブルガリ。7度目の世界記録を樹立した“オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー”ほか、“Watches And Wonders 2021”で発表された新作モデルをお届けしよう。

》 “オクト フィニッシモ”から世界最薄のパーペチュアル カレンダーを発表 

 厚さわずか1.95mmという世界最薄の手巻きフライングトゥールビヨン ムーブメントを搭載した“オクト フィニッシモ トゥールビヨン マニュアル”を2014年に発表し、それ以降も薄型ムーブメントの開発を推し進めてきたブルガリ。

 これまで、自動巻きムーヴメント、ミニッツリピーター、クロノグラフ、トゥールビヨンの分野で究極の薄型化を追求してきたが、“Watches And Wonders 2021”で発表した“オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー”により、世界最薄の自動巻きパーペチュアル カレンダーという七つめの世界記録を樹立。現代の精巧なウォッチメイキングの限界を再び更新し、その技術力と革新性を見せつけた。

 また、ブルガリは日本を代表する建築家である安藤忠雄氏とのコラボレーションを展開し、2020年に第1弾となる“安藤忠雄 × ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック”、“安藤忠雄×ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック トゥールビヨン”の2作を発売しているが、新たにムーンフェイズを採用した第2弾を発表。前作と同じく“時”の表現をメインテーマとしながら、新たなアプローチでクリエイションを実現して見せた。


<オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー>
 ケースの厚さがわずか5.80mm という、パーペチュアルカレンダーの世界最薄記録を樹立した最新コレクション。サンドブラスト加工を施したチタンケースモデルとプラチナケースモデル、二つのモデルがラインナップされた。

 アイコンとなっている複雑な面を備えたケースはもちろんだが、このモデルは均整の取れた文字盤デザインも大きな魅力。時分針を中心に、文字盤上部にレトログラード式のデイト表示、下部に曜日、月のサブダイアルとレトログラード式のうるう年表示を配置し、視認性と美観を見事に両立している。なお、デイト表示、月・曜日表示は、三つのコレクターで調整が可能。

■Ref. SAP103200。TI(40mmサイズ)。30m防水。自動巻き(自社製Cal. BVL305)。683万1000円(2021年9月発売)


■Ref. SAP103463。PT(40mmサイズ)。30m防水。自動巻き(自社製Cal. BVL305)。1025万2000円(2021年9月発売)


 スイス、ル・サンティエにあるブルガリ・マニュファクチュールで設計された自社製の自動巻きムーヴメントを搭載した最新コレクション。プラチナ製マイクロローターの採用などにより、部品の大きさを削ることなくスペースを最適活用し、408 個もの部品で構成された複雑機構ムーヴメントながら、厚さ2.75mmという極薄の設計を実現している。

【画像】ブルガリの“オクト フィニッシモ”、世界記録を樹立した七つのモデルはコチラ


<オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル>
 日本を代表する建築家、安藤忠雄氏とのコラボレーション限定モデルの第2弾。シリーズ第1弾では、“オクト フィニッシモ”のデザインに感銘を受けた安藤氏が、文字盤に刻まれた螺旋状の渦をブラックホールに見立て、そこから“時”が生まれる様を表現したが、第2弾である本モデルでは、“時”というテーマを三日月の概念で表現。

 藍色のラッカー文字盤には5時位置にイエローゴールドの三日月が配置され、秒針の根元から渦を巻いて広がる螺旋の装飾を採用。三日月と螺旋という、二つのエッセンシャルなグラフィック要素によって、“時”というテーマをミニマルかつ独創的に表現している。

■Ref. SAP103534。CE(40mmサイズ)。30m圧水。自動巻き(自社製Cal.BVL138)。世界限定150本。217万8000円


 プラチナ製マイクロローターを備えた厚さ2.23mmの極薄ムーヴメント、Cal. BVL138を搭載。レーザープリントされた安藤氏のサイン越しに、面取り仕上げのブリッジ、ペルラージュ仕上げのメインプレート、コート・ド・ジュネーブ装飾を施した受け板など、丁寧な仕上げを施した自社製ムーヴメントを鑑賞することができる。


》問い合わせ先
ブルガリ ジャパン
TEL.03-6362-0100
公式サイト:https://www.bulgari.com/ja-jp

 

文◎船平卓馬(編集部)

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