人気が続く新旧エクスプローラー II の実機を拝見!|【ロレックス】通信 No.119

 先週のロレックス通信No.118でお届けした、過去1年間の値上がり幅が最も大きかったモデルランキング(関連記事参照)において堂々の3位にランクインしたエクスプローラー II 。今回は今年発表された新型と旧型両方の実機を比べて見ることができたため、この II について書こうと思う。

 このエクスプローラー II だが、今年が誕生からちょうど50年というアニバーサリーイヤーとなった。そのタイミングでのモデルチエンジだったため、3200系の新型ムーヴメントへの移行に伴うものとはいえ、デザイン的な変更があるのか、それとも記念モデルが出るのかなど、去る4月に行われた新作の発表以前にはSNS上において、ファンの間で大いに盛り上がった。

 しかしながら蓋を開けてみれば、ご覧のとおりである(下の写真)。その期待はものの見事に裏切られ、右が新型で左が旧型なのだがデザインなど外装面に目立った変更は見当たらなかった。そのため発表直前は期待値から旧型の実勢価格が170万円まで一気に40万円近くも高騰したものの、発表直後は一転40万円以上も急激に下落するという状況だった。

右が新型のRef.226570、左が今回生産終了した旧型のRef.216570。24時間針に使われていた黒がなくなりオレンジ一色となった以外は違いがほとんどわからない。白文字盤にいたっては24時間針も同じため、さらに見分けがつかない

 今回実機をあらためて見比べてみたのだが、確かに見た目は変わっていないものの、それなりにブラッシュアップされていることは感じられた。そのひとつがケースである。2020年にマイナーチェンジされたサブマリーナーもそうだったが、ラグ部分が細く絞られている。それに伴い心なしかフォルムがすっきりとなった印象だ。ほかにも文字盤の仕上げや、24時間針にも若干の変更が加えられた(詳細は「写真でチェック」を参照)。

 さて、6月頃からだったと思うが日本での流通が始まった新型は7月末に180万円という歴史的高値を記録した。現在は多少下がったもののいまだに白文字盤については160万円台半ばで推移し高止まりの状況が続いている。

 本来であればエクスプローラー I と同様にもっと下がってもおかしくないのだが、前回も触れたように、デイトナに始まった世界的な白文字盤人気が、エクスプローラー II の白文字盤にも波及している。黒文字盤も含めていまだ高止まりしているのはそのためのようなのである。現在の実勢価格は黒文字盤が150万円台前半から半ば、白文字盤は160万円台半ばから後半と、白は黒よりも15万円ほど割高だ。

【写真でチェック】新旧を比べてみました!

エクスプローラー II 
型番:226570
ケース素材:オイスター(904L)スチール
ケースサイズ:42mm径/12.5mm厚(実測値)
防水性能:100m防水
ムーヴメント:自動巻き(Cal.3285/毎時2万8800振動/パワーリザーブ約70時間)
機能:時・分・秒表示、24時間表示、デイト表示
国内定価:89万8700円

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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