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【実機レビュー】10万円以下のラグスポ系モデル、ロータリー(ROTARY)のリージェント

 近年、時計界でトレンドのひとつなっている“ラグジュアリースポーツウオッチ”。本来は、貴金属ではないステンレススールを採用しつつ、コストをかけて高品質な外装を突き詰めることで高級時計並みの付加価値を実現したスポーツウオッチなのだが、近年はその解釈もより幅広いものとなった。

 ロイヤルオークやノーチラスのアイコンとなっているケースとブレスレットに一体感をもたせたフォルム自体が “ラグスポ”を象徴するデザインとして定着し、手頃な価格帯からも、この“ラグスポ系デザイン”を採用するモデルがいくつも登場しているのだ。

 前回、10万円以下の “ラグスポ系”のモデルというテーマで、イエマのリストマスター トラベラーを実機レビューしたのだが、今回は“ロータリー”のリージェントに焦点を当てて、実機レビューを実施していく。

 ここで紹介した“ラグスポ系”モデルは、TIMEGear(タイムギア)の公式YouTubeチャンネルでも実機レビュー動画が公開されているのでそちらもチェックしてみて欲しい。


【今回の実機レビューモデル】


ロータリー(ROTARY)
リージェント
■Material.:316Lステンレススチール&ブレス(サファイアクリスタル風防)
■Size:40mm、ラグの上下約45mm、厚さ11.65mm、ラグ幅24mm、重量約160g
■Waterproof:10気圧防水
■Movement:自動巻き(MIYOTA821A)
■Price:6万8200円


【ロータリー(ROTARY)のブランド紹介】
 1895年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業。1905年にイギリスに拠点を移し、第2次世界大戦ではイギリス陸軍の公式サプライヤーを務めた歴史をもつ。現在はイギリスに拠点を移して、クラシックスタイルを踏襲したコストパフォーマンスの高いコレクションを展開している。

 今回の紹介する、“リージェント“は、ロンドン中心部にある名所リージェントストリートから名付けられたモデル。美しい曲線を描く通りからインスパイアされた、曲線的なオクタゴンケースが特徴だ。


【外装について】


 上下左右を直線、角に曲線を取り入れたオクタゴンベゼル。ベゼルは別体成型で仕上げは良好だが、ケースもベゼルのフォルムに合わせている(仕上げも)ため一体感がある反面で、ややメリハリに欠けて分厚い印象を感じさせる。


 ブレスはH型のコマと、逆台形の中コマを組み合わせた仕様。中コマが逆台形のためやや遊びが大きく、角の面取りがやや簡素な印象だが、鏡面とヘアラインを組み合わせた作りは立体感を感じさせる。


【文字盤のデザインについて】


 光沢のあるネイビー文字盤(かなり濃いので写真では黒に見える)にアップライトのバーインデックス、針、デイト表示を配置。針は中央に稜線を設けて立体的に、インデックス、デイトも多面カットで高級感を高めている。シンプルなデザインながら、立体的なパーツの作りが高級感を高めている。


【ムーヴメントについて】


 毎時2万1600振動で、42時間パワーリザーブを備えたMIYOTA821Aを搭載。裏ブタがシースルーバック仕様になっており、機械の造形と動きを楽しめる。


【装着感について】


 ケース径40mmで、厚さが11.65mmとボリューム感のあるフォルムだが、ラグからラグまでの上下幅が45mm、ラグに角度を付けているので、見た目よりも装着感は良好。160グラムと重量感のある仕上がりも心地よい。


【総評】
 細部にやや仕上げの荒さを感じる部分はあるが、ベゼルの造形をメインに仕立てた(ケースをベゼルのフォルムと統一)重厚なデザインは魅力的。6万円台という手の届く価格で、42時間パワーリザーブ、10気圧防水の機械式時計で、ラグスポの雰囲気を手軽に楽しめるという点で言うと、価格とのバランスが良く、魅力的なモデルと言えるだろう。


【問い合わせ先】
イクスピアリ
TEL.047-305-2551
https://www.rotarywatches.jp


 

文◎船平卓馬(編集部)

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