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【10万円で購入できる時計】カジュアルな価格帯ながら、高い防水性を備えた国産ダイバーズウオッチを3本ご紹介!【セイコー、シチズン、オリエントスター】

 これから夏に向けてマリンスポーツやダイビング、海でのレジャーなど水辺で楽しむ人も多いだろう。そんな時に活躍してくれるのが、高い防水性を備えたダイバーズウオッチだが、皆さんはこのダイバーズウオッチというものには、基準が設けられているのはご存知だろうか。

 まずは、ATM(アトム)やBAR(バール)などで示されている“気圧”表示と、“m”表示であるが、この表記には大きな違いがある。10ATMまたは10BARと、100m防水はほぼ同等と思っている人も多いが、実は正確にはこの二つは異なる。“気圧”による防水表示は、あくまでも静止状態で耐え得る気圧を示しているだけで、水中で動かした場合の防水耐性ではない。

 一方で“m”表示の場合、100m防水はそのまま100mまでの耐性と長時間の水中で使える防水性を備えているということになる。JIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)では、この“気圧”表示と、“m”表示の違いをベースに、日常生活での使用を想定した“防水時計”と、実際にスクーバダイビングなどで使用することを想定した“ダイバーズウオッチ”を明確に分けているのである。

さらに詳しいダイバーズウオッチの知識はこちらを確認してほしい。

 しかし、上記の規格をクリアしているダイバーズウオッチは、どうしても通常の防水時計に比べて高額になる場合が多い。だが、信頼度の高いジャパンブランドのなかには、10万円以下というカジュアルな価格帯においても、高性能のダイバーズウオッチも存在するのだ。

 今回は10万円以下で購入できる、機械式ムーヴメント搭載かつ200m潜水用防水機能を備えたコストパフォーマンス抜群の国産ダイバーズウオッチを3本ご紹介したい。

セイコー プロスペックス
SBDC081


■Ref.SBDC081。SS(45mm径)。200m潜水用防水。自動巻き(Cal.6R35)。9万3500円
 プロスペックスダイバーズウオッチの定番モデル。海外では“SUMO”の愛称で知られるボリューム感のあるフォルム、充実したスペック、手頃な価格と3拍子揃ったコストパフォーマンスの高い作りが魅力。19年にリニューアルで視認性が高められ、パワーリザーブも約70時間に強化。より着けやすいデザインとなった。
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012
https://www.seikowatches.com/

オリエントスター
ダイバー


■Ref. RK-AU0309B。SS(43.6mm径)。200m潜水用防水。自動巻き(Cal.F6N47)。9万1300円
 200m潜水防水機能を有したISO規格に準拠したダイバーズウオッチ。ケースとベゼルが流れるような連続形状で構成されており、すっきりとした印象のため、着用シーンを選ばなない万能な時計と言えるだろう。また、12時位置にはパワーリザーブインジケーターが配されているのもユーザーにとって見逃せないポイントだ。伸びやかなアワーマークと針のコントラストで判読性を向上させ、ルミナスライトによって暗い場面での視認性もしっかりと確保している。
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380
https://www.orient-watch.jp

シチズン プロマスター
マリーン


■Ref.NY0125-83E。SS(41mm径)。200m潜水用防水。自動巻き(Cal.8204)。4万9500円
 ISO規格を満たす本格ダイバーズであり、かつ2021年6月に発売されたモデル。ケース形状や丸みを帯びたガラス、文字盤上の太いインデックスなど、アンティークな雰囲気に仕上げられた1本。約40時間パワーリザーブの⾃動巻きムーヴメントを搭載するほか逆回転防⽌ベゼルの装備、ISO規格に準拠する200m潜⽔⽤防⽔の本格ダイバーズウオッチ。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
https://citizen.jp/

 これからの季節大活躍してくれること請け合いの国産ダイバーズウオッチをチェックしてみてはいかがだろうか。

文◎川田健人(編集部)

 

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