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USEDで90万円台。旧型エアキング、116900の悩ましき選択|8月度のロレックス相場定点チェック!|ロレックス通信 No.160

 今回は、毎月第3週に実施している1カ月間の相場定点チェックをお届けする。その前に、当ウオッチライフニュースに設けている「週刊ロレックス相場」(毎週金曜日更新)のデータをあらためて見ていてふと旧型エアキングに目が止まった。そこで、ちょっとエアキングについてまずは注目してみたい。

 グラフは2017年6月から直近22年8月19日までの推移を表したものである。注目は22年2月4日の調査。4月の新作発表で公表されるだろう、エアキングのモデルチェンジの期待から1月7日を起点に暴騰、わずか1カ月で70万円も上昇して一時175万円の高値となった。ちなみのその前にある一時的な上昇は、その1年前の21年4月2日の定点チェック時である。同じくモデルチェンジの期待から発表直前になって急上昇したものの、それが空振りに終わった新作発表後に一気に下落したというものだ。

ウオッチライフニュース「週刊ロレックス相場」より抜粋

 一方でこれを定価で見てみると、当初は税抜き59万円だった。いまさらながらこんな安かったんだと驚かされる。それに対して現在の定価は税抜き72万1000円。並行輸入の実勢価格ばかりが注目されてしまうが、あらためてこうやって定価ベースで比較すると、もちろんエアキングに限ったことではないかもしれないが、ずいぶんと上がっていることがわかる。モデルチェンジもなしにここまで定価が上がる。為替や資材の高騰などやむなしとも思うが、冷静に考えればこの値上がり幅はなかなかすごい。

 さて、この旧型エアキングだが、日本で流通を始めたのが2016年6月頃からだったのではないか。ロレックスらしさという点では賛否あったが、単純にデザインだけを見れば個性的でおもしろいし、ビジネスシーンではどうかと思うものの、着けていて楽しいデザインであることは確かである(手首の細い筆者にはまったく似合わなかったが)。

旧型のエアキング、Ref.116900。SS(40mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.3131)

 現在はまだ新品が実勢価格130万円台でも手に入る。しかし狙い目は中古かもしれない。初期のものでも流通してからまだ5〜6年と、程度のいい個体が90万円台から流通しているからである。個性的なデザインが好きな方は一考してみてはいかがだろうか。ただし、ミルガウスと同じく耐磁用の磁気シールドをケース内部に装備しているため、ミルガウスのように厚みがあって着けたときに張り出した感じがある。筆者のように手首が細い人は特に実機を手に乗せて確認したほうがいいだろう。

■主要11モデルの月間ロレックス相場(8月19日更新)

【GMTマスターII/Ref.126710BLRO】国内定価111万9100円
・348万円 → 324万円(↓) 先月より24万円ダウン

【デイトナ/Ref.116500LN】国内定価160万9300円
・実勢価格:450万円→424万円(↓) 先月より26万円ダウン

【サブマリーナーデイト/Ref.126610LN】国内定価111万8700円
・実勢価格:204万円→204万円(→) 先月と変わらず

【サブマリーナーデイト グリーン/Ref.126610LV】国内定価117万7000円
・実勢価格:260万円→254万円(↓) 先月より6万円ダウン

【ミルガウス/Ref.116400GV】国内定価101万4200円
・実勢価格: 167万円→162万円(↓) 先月より5万円ダウン

【ヨットマスターロジウム/Ref.126622】国内定価136万4000円
・実勢価格:245万円→236万円(↓) 先月より9万円ダウン

【ディープシー/Ref.126660】国内定価153万8900円
・実勢価格:191万円→190万円(↓) 先月より1万円ダウン

【エアキング/Ref.116900】国内定価79万3100円
・実勢価格:146万円→131万円(↓) 先月より15万円ダウン

【デイトジャスト/Ref.126200】国内定価80万4100円
・実勢価格:114万円→118万円(↑) 先月より4万円アップ

【エクスプローラーII/Ref.226570】国内定価104万9400円
・実勢価格:191万円→186万円(↓) 先月より5万円ダウン

【エクスプローラーI/Ref.124270】国内定価79万3100円
・実勢価格:135万円→131万円(↓) 先月より4万円ダウン

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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