日本未上陸ブランド 話題のトピックス

【堅牢でミニマルな意匠が目を引く“ドイツの実用時計”】“バンダーグ(Vandaag)”のクロノグラフとダイバーズに注目

 バンダーグ(Vandaag)はドイツ北西部に位置する、オルデンブルクに拠点を置く日本未上陸の独立系マイクロウオッチブランド。

 ブランド名の“ドイツ語で“今日”を意味し、“人生は昨日でも明日でもなく、今日である”というブランド創設者たち人生哲学を基に、伝統的なドイツ時計の系譜を受け継ぎながら、現代的な改良を加えたコレクションを展開している。


 北欧デザインに造詣の深い3人の創業者たちは、北欧ミニマルデザインの要素を時計に取り入れているが、ベースとなるのは北ドイツ出身者に共通する“LESS IS MORE / 少ない方が豊かである”の精神である。この機能主義的な製品哲学は時計デザインにも表れており、バンダーグの時計には、クロノグラフ、3針モデルともに実用性と堅牢性を重視したデザイン、設計がを採用されている。


 バンダーグの時計は全てドイツで設計され、部品の多くもドイツで開発。ドイツの時計職人により組み立てられ、最高の品質基準を保証しており、公式サイトにも“ニーダーザクセン州生まれ、丹精を込めてドイツで製造”という文言が誇らしげに記載されている。 今回はバンダーグのコレクションから、機械式ムーヴメントを採用した代表的な二つのモデルを紹介する。


バンダーグ(Vandaag)
シャルマワ・オートマチック


 第二次世界大戦期の軍用時計を彷彿とさせる機械式のクロノグラフ。“Schallmauer”はドイツ語で“音速の壁”を意味しているおりクラシックなポンププッシャーを備えた2レジスタークロノグラフ。視認性に優れた白い針にクロノグラフの針先には赤のアクセント、日付窓にもバンダーグのトレードマークである赤を採用し、視認性を高めつつデザインにインパクトを加えている。120クリックの両方向回転セラミックベゼルもアイコニックな存在感を主張している。

 316L スレンレススチールを採用し、ケースサイズは42.5mm。風防とケースバックには傷の付きにくいダブル無反射サファイアクリスタルを採用。インデックスにはスーパールミノバBGW9グランドAが塗装され、夜間でも優れた視認性を発揮する。ネジ込み式リューズを採用し、100m防水機能を備えている。


 ムーヴメントは、セリタ のCal.SW510BHa Elaboreを搭載。 ローターとカレンダーディスクはフランス、ラ・ショー・ド・フォンのセリタでバンダーグのために特別に仕上げられたものだ。


 2022年8月現在、バンダーグのウェブサイトで予約受付中、納期は22年12月の予定。 ブラック、ブルー、パンダと3種類のバリエーションがラインナップされている(オールドラジウムカラーは完売)。100本の限定モデルで、販売価格はいずれも1699ユーロ(約23万3000円)

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