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【セイコーエプソン製のハイブリッドムーヴを搭載】ノットの最新コレクション、“オートチャージ”の魅力を解説

 ライフスタイルやファッションに合わせて、10万とおりを超える組み合わせから時計を見つけることができるカスタムオーダーウオッチ、ノット。カスタムウオッチを切り開いた先駆的なブランドであり、日本の製造業がもつ優れた技術を取り入れたプロダクトメイキングも熱い支持を集めている。

 2022年には“サステナブル”と“イノベーション”をコンセプトにした新コレクション“サスティノ”を発表。第1弾として電池交換の必要がない先進的なデザインのソーラーウオッチ“シン・ソーラー”、アップサイクル素材のストラップ“ニューノス”を発売し、新たなビジネスモデルの構築へ舵をきった。今回紹介する“オートチャージ”は、そのサスティノシリーズの第2弾に当たるモデルだ。

 重厚なケース、本格的なダイバーズウオッチに比肩する20気圧防水のスペック(逆回転防止ベゼルも装備)など、語りどころの多いモデルなのだが、それ以上に注目したいのが、セイコーエプソン株式会社製の “オートチャージ”ムーヴメントを搭載しているという点だろう。

 このオートチャージとは、簡単に言うならばクォーツのメカニズムで時計を制御しつつ、自動巻きのムーヴメントと同じくローターで動力を生み出して二次電池に蓄電する、機械式の利便性とクォーツの精度を兼ね備えたハイブリッドなムーヴメントである。時計好きな方はかつて、キネティックの名称で同様の機構を備えたモデルが発売されたことを思い出していただけると思うが、本作に搭載されているムーヴメントはその機構を継承しながら、巻き上げ効率や電力の制御システムなど、機能性とスペックが強化されている。まさに、キネティックの進化版と言えるモデルなのだ。

 機械式の機構とクォーツの精度を兼ね備えたハイブリットムーヴメントという特別感、ギミック感の魅力はもちろん、電池交換の必要がないという利便性の高さ、そして環境へ負荷をかけないサステナブルな特性がサスティノのコンセプトを具現化している。ノットの新たな定番モデルとなる可能性を備えた注目作と言えるだろう。


【編集部おすすめモデル】
メーカーズ ウォッチ ノット(Maker's Watch Knot)
SAC-40S サスティノシリーズ オートチャージ スポーツ

 クォーツに自動巻き(機械式)のローターを組み合わせたハイブリッドムーヴメントを搭載する、サスティノシリーズの第2弾。ローターが腕の動きで回転して自ら発電・蓄電するオートチャージムーヴメントの機能性の高さに加えて、ダイバーズウオッチスタイルのデザイン、重厚なケースも魅力的だ。


■時計:SAC-40SSVBK。SS(40mm径)。 20気圧防水。オートチャージ(EPSON "cal.PX82")。3万8500円(ベルト別売:MD-18SVSV。8250円)


 裏ブタはシースルーバック仕様。ロゴが浮かび上がるようにデザインされたグレーのスモークガラスを通して、オートチャージムーヴメントの動きを楽しめる。吉祥文様のひとつ“青海波”をモチーフとしたデザインも注目したい。

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