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【自社製ムーヴを開発する英国の時計ブランド】イギリスの実力派、Christopher Ward(クリストファー・ウォード)に注目

 Christopher Ward(クリストファー・ウォード)はイギリスのデザインとスイス時計製造の専門技術を融合させた、日本未上陸のウオッチブランド。

 2004年に設立されたクリストファー・ウォードは、 “世界で最も安い、最も高価な時計”をユーザーに提供することに重点を置いており、膨大な広告費用や小売業者のマージンを削ることにより(公式サイトでの直接販売、価格を製造コストの最大3倍までとする、著名人を使った広告を使わないなどの3点に重きを置いている)、これまでと異なるタイプの高級時計ビジネスを創造することを目標としている。


 2005年から08年にかけ、クリストファー・ウォードの評判は売り上げとともに上昇した。顧客の満足度も高かったため、顧客自身がブランドを宣伝してくれたことが同社の評判を高めた要因のひとつと言われている。


 2008年にはスイスのビール / ビエンヌに本社を置く時計メーカー、シナジー・オルロジェール社と提携を開始。その後、14年の2社の合併となり、自社製ムーヴメントであるキャリバーSH21を開発。自社製の機械式ムーヴメントを搭載した時計のリリースは、イギリスの時計ブランドとしては半世紀以上ぶりの出来事であったようだ。


 クリストファー・ウォードの時計は全てスイスで製造されているが、プロダクトデザインの責任者であるエイドリアン・ブッフマンは、彼らの時計にブリティッシュデザインを取り入れていくことに情熱を捧げている。


 イギリスの風景、滑らかに起伏する尾根や谷、そしてそこに住む人々にデザインのインスピレーションを得ることが多いと語るブッフマンは、イギリスデザインを理解する鍵は、遊び心のある奇抜さに裏打ちされた偉大な伝統を理解することだとも語っている。

 ブッフマンは、クリストファー・ウォードの時計を上品でありながらスーツ発祥の地、サヴィル・ロウのスーツに鮮やかな色の裏地にある秘密のポケットのような、常にひねりや隠れたサプライズがあるようにデザインしているそうだ。

 今回はクリストファー・ウォードのコレクションから三つの時計を紹介する。


【編集部の注目モデル】
Christopher Ward(クリストファー・ウォード)
トライデント プロ 300


 トライデント プロ 300はオフィスでも使えるスマートさと、ダイビングのようなアクティブなシーンにも同行できる頑丈さを兼ね備えたダイバーズウオッチ。 ケースサイズは38mm、40mm、42mmの3種類をラインナップしており、4色のダイアルカラーから選択可能だ。


 セラミックリングをインサートした逆回転防止ベゼル、大型インデックス、300m防水と、ダイビングに最適な機能を備えている。


 ムーヴメントはセリタの製自動巻き、Cal.SW200-1が搭載されており、シースルーバックからその動きを見ることが可能だ。 ステンレススチールブレスレット付属モデルの販売価格は1050米ドル(約14万円)。

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