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デイトナの新作ルマン24時間SPが入荷。実機拝見、その驚きの実勢価格とは!|菊地吉正の【ロレックス通信 No.211】

今年6月に、ルマン24時間耐久レースが100周年を迎えたことを記念して発表されたデイトナのスペシャルモデル

去る8月9日に中野ブロードウエイにある高級時計の人気店より、弊社が刊行する時計専門誌「パワーウオッチ」の編集長・堀内のところに、6月にルマン24時間耐久レース100周年記念モデルとして発表になったデイトナが入荷したとの一報が入った。

何とそのデイトナはその日のうちに販売されてしまうということで、実機を見に急遽ショップへ。実際に見た編集長・堀内の感想は次のとおりである。

「ベゼルのフチをメタルのパーツで囲んだことで実際のサイズよりも引き締まって見えた。ただポールニューマンモデルを継承したインダイアルのスクエア型ドットは当時ほど大きくない。スペシャル感を強く出すためにも、もうひと回り大きくてもよかったのではないかと思う。また、ゴールド仕様ということで重さが気になっていたが、持ってみるとそれなりのずっしり感はあるものの、実際に着用してみるとバランスが非常によいためか、もしくは裏スケとなっていることも多少影響しているのか、そこまで重いとは感じなかった。いずれにせよ全体的には期待どおりのかっこ良さだっただけにステンレススチール仕様でないところが悔やまれる」

デイトナのルマン24時間モデルはすでに値札には売約済。左にある6500万円のデイトナレインボーの値札には商談中の札が4枚。つまり購入希望者が4名いることになる(驚)

さて、気になる実勢価格だが上の写真をご覧いただきたい。驚きの3500万円である。定価は5万1400ドルとのことなので、現在の為替相場144円で単純に換算すると約740万円。最初のプレ値は約5倍といったところである。

ちなみに筆者がこのデイトナ以上に興味を引いたのが、同じ写真の横に並んで写っているレインボーのデイトナだ。6500万円という実勢価格もスゴイが、4名の方がこれの購入を希望して手を挙げているというから、ある意味こっちのほうが驚きだ。

撮影協力◎ジャックロード

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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