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【スイスの高級時計ブランド、ヴァシュロン・コンスタンタン】“旅の見聞録”シリーズを公開

世界に目を向けながら、ジュネーブ時計製造の技術を深めることを信念にもつ“ヴァシュロン・コンスタンタン”は、創業者の足跡をたどり、世界とその驚嘆すべきものを題材にメティエ・ダールと機械芸術を融合させた“レ・キャビノティエ-レ・シ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)”のシリーズを発表した。世界とその驚異を巡る時計製造の長い旅を、卓越した技術と機械芸術を表現手段に制作された多数のモデルを、ストーリーとともに公開している。

【“旅の見聞録”シリーズをチェックする】

今回紹介するのは、“レ・キャビノティエ-レ・シ・ドゥ・ヴォヤージュ(旅の見聞録)”シリーズのなかで、“アールデコ様式への賛辞”と題されたモデル“レ・キャビノティエ・アーミラリ・トゥールビヨン”。このタイムピースは、1832年にメゾンが拠点を構えた頃のアメリカ合衆国で、完全なひとつの芸術として確立されていった“アールデコ様式”を取り入れた1点製作の新作で、当時の強烈な創造性が感じ取れる仕様に仕上げられている。

このケース径45mmのタイムピースでは、審美性とアールデコのスタイルコードを結びつける大きなアーミラリ・トゥールビヨンを備えた構造とダブル・レトログラード表示のオープンフェイス文字盤を創作。メゾンの熟練彫金師によるフリーズ装飾を、キャリバーのブリッジやメインプレート、さらにはケースのミドルケースからラグに繋がるように施行し、アールデコから着想を得た放射状モチーフと全面に施されたギョーシェ彫りが、それらの彫金技術をさらに際立たせている。

メゾンの歴史を反映したムーヴメント“キャリバー1990”は、、57の複雑機能を搭載し今日世界で最も複雑なタイムピースであるレ・キャビノティエ・ウオッチ“リファレンス57260” から派生した技術開発の一部が取り入れられており、瞬時ダブル・レトログラード時分表示とシリンダー型のひげゼンマイを搭載した2軸トゥールビヨンを備える。右側にあるレトログラード表示上では、半円を描くミニッツトラックに時間はローマ数字、分はアラビア数字が添えられ、グレード5のチタン製針により時刻を読み取る。また、キャリバーの表面にはブラックDLC処理が施され、ケースとブリッジの色とのコントラストを強調。これは、アールデコ装飾で代表的な真鍮と鍛造鉄の組み合わせを想起させる仕様だ。

裏ブタには、20世紀初頭のニューヨークの高層ビルの装飾を彷彿とさせるスタイルのモチーフが熟練彫金師により彫金され、1ヶ月を費やして途切れることのない模様を実現。3次元の彫刻が僅かな奥行きにまで、息を吞むほどの精密なディテールを生み出している。

タイムピースには、黒のアリゲーターベルトとアールデコのモチーフが刻まれたフォールディングクラスプがあわせられ、細部に至るまでアールデコ様式への賛辞が込められた1本が生み出された。

 

【問い合わせ先】
ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL.0120-63-1755

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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