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【ドイツの高級時計】かつて航海で絶対に欠かせなったマリンクロノメーターのDNAを受け継ぐ注目作

PR:Glashütte Original

 

グラスヒュッテ・オリジナルの精度に対する揺るぎない矜持

ドイツのグラスヒュッテはかつてマリンクロノメーターの製造地としても名を馳せた。同じ地に興った時計工房を起源とするグラスヒュッテ・オリジナルにも、その伝統や技術が綿々と受け継がれている。


GPSやレーダーが普及した現代であっても、航海時に自分の船の位置を知るには、正確な時間と太陽や天体の角度から現在地を計算する“天測航法”が基本となっている。ましてやGPSなどなかった時代には、海難事故を避けるために正確な時刻を照らし合わせながら位置を確認して航海することは必須で、いわば時計は乗組員の命を預ける重要なツールだった。

時間と太陽や天体の角度から現在地を計算する“天則航法”では、時間の正確性が非常に重要であり、マリンクロノメーターには優れた精度が求められた

この目的に応えて正確な時を刻むマリンクロノメーターが誕生したのは、18世紀半ばのことだ。高い精度に加えて、波に揺れる船上でも正確に動作する堅牢性が求められ、やがては天文台などの公的機関の検定によって規格化されて量産されるようになっていった。

19世紀末、当時のドイツ政府は海軍の全艦隊に自国製のマリンクロノメーターを装備することを計画し、グラススヒュッテでもその製造を開始。1886年に最初のマリンクロノメーターが製造された。同地で製造されたマリンクロノメーターは、安定性と優れた精度が高く評価され、世界各国で求められるようになり、1970年代後半までの間に約1万3000個が製造されたという

クロノメーターの精度コンクールに入賞することは時計メーカーにとって大きな誉れであり、腕時計の時代になると、クロノメーターは高性能な時計の代名詞として、一般ユーザーにも認知されるようになった。1973年には、スイスが公的な検定機関のC.O.S.C.を設立。姿勢差や温度差などを変えながら、平均日差マイナス4~プラス6秒という精度を保つことが合格基準となっている。ドイツでも2006年からほぼ同様の審査基準でクロノメーター検定を行っているが、スイスの検定がムーヴメント単体で行われるのに対して、ドイツの検定はケーシングした状態で行われる。より製品に近い状態でテストされるため、それだけ信頼性が高いと言えるかもしれない。

 

グラスヒュッテ・オリジナルのセネタ・クロノメーターは、大航海時代に用いられていたマリンクロノメーターを強く意識したデザインが採用されている。ローマン数字とレイルウエイインデックスが風格を感じさせ、スモールセコンドとパワーリザーブ表示がクラシカルな雰囲気をさらに強調している。 搭載ムーヴメントはドイツクロノメーター検定をパスしており、その精度は折り紙付きだが、正真正銘のマニュファクチュールキャリバーであることも大きなポイントだ。

セネタ・クロノメーター
かつて精度の高さで名を馳せたグラスヒュッテ製マリンクロノメーターのDNAを色濃く受け継いだ、セネタ・クロノメーターの新バージョン。世界的に高く評価された性能や信頼性はもとより、意匠もオリジナルから着想を得ており、時代に左右されることのないエレガントなデザインに仕上げられている。新バージョンではシルバーとブルーの配色を基調としており、フレッシュかつクールな新しい魅力が添えられている。
■Ref.1-58-08-01-04-61。WG(42mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.58-08)。455万4000円

グラスヒュッテで製造される時計は、スワンネック緩急針や、ムーヴメントを大きく覆う4分の3プレートなどの技法を現在も守っていることはよく知られている。大きなプレートを採用して全体を押さえ込めば、それだけほかのパーツも安定して動作させることができる。セネタ・クロノメーターに搭載されるるキャリバー58-08も、実用性を重視したこの技法に則っており、同時にハイレベルな装飾や仕上げも施されている。

グラスヒュッテ・オリジナルでは、“セネタ・クロノメーター”でドイツクロノメーター規格(DIN8319)を取得している。検査は、独立系のチューリンゲン州度量衡管理局で、ケーシングされた時計一つひとつ行われている。検査はスイスのCOSCクロノメーター同様に、15日間にわたるプロセスにおいて、異なる五つの姿勢、3種類の温度で行われる

 

さらに世界限定50本のリミテッド・エディションには、秒停止、ゼロリセット、ミニッツデテントを組み込んで細やかな時刻合わせを可能にしたフライング・トゥールビヨンムーヴメントが採用されている。耐震機構も備えており、ここにもマリンクロノメーター以来の伝統が息づいていると言える。

セネタ・クロノメーター トゥールビヨン
グラスヒュッテ・オリジナルの高度な時計製造技術を証明するフライング・トゥールビヨンモデル。その精緻なメカニズムは表側に露出されており、巧みに設計された制御機構を肉眼で確認できる。またムーヴメントの上面全体にはレーザーエングレービング加工による装飾仕上げが施されており、見た目も非常に美しい。
■Ref.1-58-06-01-03-61。Pt(42mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.58-06)。世界限定50本。2370万5000円

1920年にグラスヒュッテの時計師であるアルフレッド・ヘルヴィグが発明したフライング・トゥールビヨン。グラスヒュッテ・オリジナルが開発したCal.58-06は、その機構をさらに進化させ、ゼロリセット機構と革新的なミニッツデテントの二つの技術を融合し、最高水準の精度を実現したムーヴメントだ

グラスヒュッテが培ってきた技法を踏襲することは、時計の美しさに加えて実用性も向上させる。グラスヒュッテ・オリジナルの卓越した精度は、ドイツらしい厳格さを製造現場でも徹底しているからこそ生まれたものだ。さらにはその仕上げ技術は、耐久性や実用性を高めるだけでなく、華やかさを演出するのにもひと役買っている。贅を凝らした機構は、流麗な外装とうまくマッチしているのだ。

 

 

 

【問い合わせ先】
グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
TEL.03-6254-7266

公式サイト
https://www.glashuette-original.com/ja/


構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊

 

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