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【セイコー“クレドール”50周年記念作】限定5本のみ黄綬褒章受章者の技術を注ぎ込んだ希少モデル

セイコーは、1974年に誕生した日本発の高級ドレスウオッチブランド“クレドール”の50周年を記念して、薄型メカニカルウオッチの系譜を脈々と受け継ぐ“ゴールドフェザー”の限定モデルを発表。世界限定5本を2024年9月7日に発売する。

【画像】名工の技術が生み出した四層に重ねの彫金文字盤をもっと見る

日本の美意識と匠の技による、最高級の品質と究極の美しさ、手にした人の心を満たし、人生に彩をもたらす腕時計を生み出す“クレドール”。そのブランド誕生50周年を記念し、新たな未来へ向けて一歩を踏み出す意志を表現した限定モデルは、四層に重ねた文字盤から裏面へ繋がるストーリーを、クレドールの彫金の第一人者・照井 清(てるい きよし)氏による匠の技で表現。“あらゆる存在は時の流れとともに変化して極まりない”という意味を持つ万物流転(ばんぶつるてん)。その思想に内包された“時”の概念をも示す言葉“Panta rhei(パンタレイ)”をデザインテーマに、水の流れに見立てたデザインが施されている。

クレドールの新たな“門出”を示す文字盤は、粒の雫が水面に放たれ波紋となって広がる様を、四層に重ねた彫金ダイアルで表現。ベース部分には、連続した細かな円を刻む“魚々子(ななこ)”という緻密な模様や、鏨(たがね)を使って付ける“六角荒らし”が用いられ、2本の線を彫って1本の太い線に見せる“袋彫り”や、どの角度から見ても歪みのない、圧倒的な輝きを放つ鏡面彫りで、水がとめどなく流れる様が表現された。

これまで照井氏が手掛けたモデルの中で、最も彫金量の多いモデルとなった本作は、四層の文字盤それぞれに彫金を行いながら、重ねたときに繋がりのある模様に仕立てる匠の技があってこそ実現できたモデルという。

その芸術的文字盤には、24個のダイヤモンドをセッティング。貫井氏の手により30分ごとの位置に配されたタイヤモンドは、水面に反射してきらめく日の光のように輝くとともに、アワーマークとしての役割も担っている。

クレドールの“未来への発展”を表現しているのは、裏面から見えるムーヴメントへの彫金。一粒の雫から始まった水流がやがて大河へと成長する様子を、波や水しぶきのような彫金で表現された。さらに、ゴールドフェザーの証である“羽根”を5時位置に、9時位置にはこのモデルの全ての彫金を照井氏が手掛けていることを証明する“Tマーク”が彫金されている。

50年を迎えたクレドールの更なる意気込みと志が詰め込まれたこのモデルの価格は1650万円。生産数がわずか5本に設定された希少モデルとなっている。

 

【問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室(クレドール)
TEL.0120-302-617

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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