小スライド 編集部セレクション 連載記事

【今後の期待度No.1!?】まだ手頃な価格、カルティエ“ちょい古パシャ”を狙え!|性別の垣根を超える腕時計 No.034

近年多方面から注目を集め、確実に人気が高まっているカルティエの時計。なかでも、ひと昔前(1980〜2000年代のポストヴィンテージ期)の生産終了モデルはまだ市場の評価が追いついておらず、狙い目だと話す業界関係者も少なくない。

以前の記事では、マストタンク(マスト・ドゥ・カルティエ)を取り上げたが、今回は90年代〜00年代にかけて人気を博した“パシャ”シリーズをクローズアップ。ユニークな意匠と手が届く価格帯が魅力的なカルティエの個性派時計の魅力を紐解いていく。

【写真全11枚】大ヒットシリーズ“パシャ”バリエーションを一挙に見る


様々な個性派の名作が誕生し、アンティークほど高騰していないため狙い目のモデルも多い1980年代〜2000年頃。この時期に個性的かつエレガントな意匠で一世を風靡したのが“パシャ”である。95年にユニセックスに着けられる小振りな廉価ラインのパシャ Cが登場して以降はさらに注目を集め、ロングセラーとして人気を博した。

■SS(38mm径)。自動巻き(Cal.2892 A2)。1997年製。参考商品

上写真のモデルはカルティエの創業150周年を記念し、97年に1847本限定で生産されたアニバーサリーモデル。格子状のグリッド付きのラウンドケースにミニチェーンでリューズプロテクターを固定した“パシャグリッド”をベースに、ブランドカラーであるボルドーのカボションルビーと革ベルト、往年のCロゴ装飾が施された文字盤など特別仕様が魅力的な一作だ。

【画像】往年のカルティエCロゴが刻印された自動巻きローター

このモデルは周年記念モデルのため相場が高め(約50万円〜80万円)だが、ロングセラーだっただけに通常モデルは個体数もバリエーションも市場流通が多く、まだアンダー50万円で十分狙うことができる。


また、この時期のレアモデルはまだ市場でそれほど評価されていない個体も多く、思わぬ掘り出し物に出合えるチャンスもあるのが非常に魅力的。フレデリック・ピゲなどの高級キャリバーが入ったモデルも多数存在し、汎用機のエタ搭載機種ともまだ価格差が小さいため、そういったモデルを押さえておくのもおすすめだ(前述のパシャ限定モデルも汎用キャリバー搭載とは言え、50万円台から狙えるのはうれしいところ)。

小売りの評価が追い付いていないため、資産価値の観点としても将来性が期待できると話す関係者も。カルティエの入門機としてもおすすめのちょい古パシャ、2026年注目モデルのひとつとして、チェックしておきたい。

 

【過去連載記事もチェック!】

■【グランドセイコー、ファーラン・マリほか】2025年時計業界、注目のニュースを振り返る|性別の垣根を超える腕時計 No.033

■【SEIKO(セイコー)ほか】若年世代に広がる時計選び、キーワードは“性別共通”!昔といまのペアウオッチ選びの違いとは?|性別の垣根を超える腕時計 No.032

■近年の“ユニセックスブーム”って本物?【人気ショップに直撃取材!】ジェンダーレス化が進む時計業界の注目トレンド|性別の垣根を超える腕時計 No.031

文◎市村 信太郎

音楽・教育業界を経て2023年より編集者としてのキャリアをスタート。時計やメイク、ファッションなどあらゆるものをジェンダーレスに楽しむ。レディース・メンズの垣根を超えた自由なスタイルを体現し、その魅力を発信するべく奮闘中。

次のページへ >

-小スライド, 編集部セレクション, 連載記事
-, , ,

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com