LowBEAT magazine 最新入荷情報

【一見シンプルだが細部のディテールが奥深い!】1960年代製のオメガ コンステレーションのチューラーWネーム個体

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


オメガ
コンステレーション チューラーWネーム

今回取り上げるのは、1966年頃に製造されたオメガのコンステレーションだ。
コンステレーションといえば、ドッグレッグラグや12角ダイアル、ジェラルド・ジェンタ氏によるデザインのCラインケースなど、アイコニックな意匠を備えたモデルが数多く存在するが、今回取り上げる個体に関しては、そのいずれの要素も備えない、非常にシンプルな造形のモデルだ。そのなかでも、スイスの宝飾店“チューラー”とのWネームである点は見逃せない。

ラウンド形のケースから伸びる非常に短いラグが特徴的で、35mm径という小径ケースを生かしたコンパクトなデザインを採用している。リューズに関しても、ケース側面に全体が埋まった形状となっており、全体のスマートさを強調するかのような意匠だ。装着時に手の甲にリューズが当たりにくいという点にも注目したい。

また、コンパクトで突起の少ないスリムなケースに、しなやかで軽量な9連ブレスレットが組み合わせられているため、装着感も抜群だ。実用面においては、手巻きがしにくいという不便さもあるが、自動巻きの巻き上げ効率が高いため、手巻きが不要であるというアピールとも受け取れる。実際に、搭載されるCal.561は巻き上げ効率に優れており、腕の動きを意識して着用すれば、1日は問題なく稼働するだろう。

【写真の時計】オメガ コンステレーション チューラーWネーム。Ref.168.004。SS(35mm径)。自動巻き(Cal.561)。1966年頃製。16万5000円。取り扱い店/TOKIBANK

【画像:夜光塗料が埋め込まれたアプライトインデックスや自動巻きムーヴメントの状態を見る(全6枚)

鋭い形状のドーフィン針は、表面にやや酸化が見られるものの、曲がりやキズなどは見受けられず、オリジナルの形状をしっかりと保っている。面の歪みが少なく、取り付け部分の穴もしっかり処理された秒針からも、本個体の素性の良さが感じられる。

文字盤にも目立ったシミやキズ、塗装の剥がれは見られず、非常に良好な状態を維持している。多面カットが施されたインデックスに注目すると、切り込みの入ったセンター部分に夜光塗料と思われる素材が流し込まれている。こうした点から、当時のオメガがデザイン性と実用性の両立に対して、深いこだわりを持っていたことがうかがえる。

今回の個体のように、インデックス外周に後付けの夜光ドットを配した際に文字盤全体が野暮ったく見えてしまうことを避けたかったのか、アンティークのオメガではインデックスに夜光を溶け込ませるようにデザインされた例がしばしば見受けられる。

当時のオメガを手に取る機会があれば、ぜひ文字盤や針、インデックスやケースなど、各所のディテールへのこだわりを探してみてほしい。

【LowBEAT Marketplaceでほかのオメガの時計を探す

 

 

 

文◎LowBEAT編集部/画像◎TOKIBANK

次のページへ >

-LowBEAT magazine, 最新入荷情報

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com