1898年にスイスで創業した時計ブランド“Auguste Reymond(オーガストレイモンド)”が、2025年5月から日本での発売を開始。創業から100年以上の年月を数えるこの老舗ブランドは、名作とされる“ユニタスムーヴメント”を生み出した実績をもつ。日本初登場となるモデルは、5月15日と16日に開催された合同展示会で一挙に披露される予定だ。
様々なモデルがラインナップされているが、なかでも筆者が注目したモデルは、新規軸と言える“UNITY DAY & NIGHT”だ。往年のオーガストレイモンドはユニタスを搭載したスモールセコンドモデルや、クラシックなクロノグラフを展開していたが、本作はデイ&ナイト表示とムーンフェイズの二つの機能を搭載し自動巻きモデルである。
Auguste Reymond(オーガストレイモンド)
UNITY DAY & NIGHT
ケースサイズは43mmで、ステンレススチール製。ヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げの組み合わせがエレガントな雰囲気を醸し出す。また、ラグには二つのスクリュー式エレメントが設置され、アクセントを利かせている。ムーヴメントは、自動巻きのCal.AR 285を採用し、42時間のパワーリザーブを備える。100m防水で、販売価格は55万円だ。
ここでは画像で紹介していないが、月面を思わせる文字盤が幻想的な文字盤を備えた“Origin Unitas Lunar”も注目だ。オーガストレイモンドを象徴するユニタスムーヴメントを搭載することに加え、特殊なカーボン融合ベゼル(夜光素材を内包)を採用しており、暗所でベゼルが発光。月の妖艶な輝きを再現してくれる。100m防水で、44mmとインパクトのあるサイズ感も特徴と言えるだろう。販売価格は121万円だ。
そして、“Origin Unitas Skeleton”は、その名の通りスケルトン仕様の手巻きモデルで、ユニタスムーヴメントのメカニカルな造形と動きを文字盤から楽しめる。ケースは七つのブロックパーツで構成され、ラグまでもスケルトン仕様というデザインも面白い。
こちらもケースサイズは44mm。ステンレススチール製のケースにサファイアクリスタルの裏ブタを備えることで、裏面からもユニタスムーヴメントの構造を余すことなく鑑賞できる。販売価格は92万4000円となる。
全モデル共通で、ARロゴ入りのリューズを配すなど、ブランドのこだわりを強く感じさせるウオッチとなっている。なお、本記事は5月14日公開のリリース情報に基づくため、詳細情報は要確認とのこと。
【画像】1898年創業の老舗時計ブランドの日本上陸モデルを見比べる
【問い合わせ先】
センチュリータイムジェムズジャパン
URL:https://augustereymond.jp/
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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