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【文字盤にブラッドストーンを使用!】1970年代に製造されたニバダの“ストーンダイアル”とは

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ニバダ
サントス タイガーアイ

今回紹介するのは、1970年代に製造されたニバダのサントス タイガーアイだ。数々の名作実用時計を輩出してきた同社だが、そのなかにはユニークなアイディアを実現した時計も数多く存在した。

今回紹介する個体は、パワーストーンとして知られる“ブラッドストーン”(赤い斑点のある玉髄)を文字盤に採用しており、70年代らしいチャレンジングな仕上がりが特徴的だ。モデル名にタイガーアイと入っているが、あくまでも本モデルで採用されているのはブラッドストーンである点に注意したい。

この石は、深いダークグリーンの地に浮かび上がる赤い斑点が特徴の石英の一種で、かつては魔除けの力をもつ神聖な石として重宝されていたそうだ。

【写真の時計】ニバダ サントス タイガーアイ。Ref.98211。SS(36mmサイズ)。自動巻き(Cal.ETA2783)。1970年代製。18万8000円。取り扱い店/WatchTender銀座

【画像:文字盤の模様やムーヴメントの状態を見る(全6枚)

 

ブラッドストーンの落ち着いた色合いに、ゴールド色のインデックスリングやリューズを合わせることで、重厚でありながらもエレガントな雰囲気を演出している。また、クッション形のケースには、無垢のコマで構成された純正のステンレスブレスレットが装着されており、本体とのバランス感を考慮した作りに注目だ。また、クラスプにはスプリング式のエクステンション機能が内蔵されており、腕の動きに合わせて柔軟に稼働するギミックが備わっている。

全体のコンディションに注目すると、年式相応の細かな傷やサビが見られるものの、目立った傷や腐食は見られず、良好なコンディションを保っている。特に、サビや腐食が生じやすい裏ブタ周りも綺麗な状態だ。加えて、当時のボックスが付属している点も、コレクターにとって必見のポイントと言えるだろう。

ムーヴメントには、同時代の時計に数多く採用されていたCal.ETA2783を搭載。安定した性能と整備性の高さから、万人におすすめできるムーヴメントと言える。

深みのあるストーンダイアルと、スポーティーさを感じさせる外装の組み合わせが新鮮なレアピースに注目だ。

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文◎LowBEAT編集部/画像◎WatchTender銀座

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