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小スライド 日本未上陸ブランド

シチズン・ミヨタの高性能機搭載【300m防水“本格派”ダイバーズウオッチなど2種】日本未上陸ブランド、Carlingue(カーリング)に注目

Carlingue(カーリング)は、フランス東部のジュラ山脈とスイス国境に近いブザンソンに拠点を置く、日本未上陸のマイクロウオッチブランドである。

ブランドのデザインインスピレーションは、1930年代から60年代にかけてのミリタリーウオッチに由来しており、エレガンスと大胆さ、そして反骨精神を融合させた時計を創り出している。

Carlingue_founder

カーリングの時計を生み出しているのはデザイナーのアレクサンドル・ヴォワランだ。バルマンやロンジンの時計デザインを手掛けた人物で、ロンジンのビッグアイ・クロノグラフでジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)を受賞した経歴をもつ。

カーリングの時計はフランスでデザインされ、スイスで組み立てられている。今回は、同ブランドのコレクションから代表的な二つのモデルを紹介したい。

【画像】小ぶりな36mmモデルなど2機種、“Carlingue(カーリング)”の時計を見比べる


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カーリング・ミリタリーウォッチ 01 グレードスチール

カーリング・ミリタリーウォッチ 01 グレードスチールは、1940年代から50年代のミリタリーウオッチからデザインインスピレーションを得たモデルだ。

当時のミリタリーウォッチは、堅牢性と視認性に関して厳格な仕様を満たす必要があったが、本作は、その時代の軍用時計の設計思想を踏襲しながらも、モダンなデザインに刷新されている。

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ケースはガンメタル仕上げのステンレススチール製で、直径36mm、厚さ10.8mmと小振りで薄型のフォルムに仕上げられている。

文字盤はシルバーのドーム型セクターダイアルで、マットとサテン仕上げを組み合わせた円形デザインを採用。インデックスは丸みを帯びたアラビア数字で、全体にヴィンテージ感を漂わせている。

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ブルースチール製の時分針は軍用時計の伝統に則ったシリンジ(注射針)型で、先端が針のように尖った意匠が高い視認性を確保。赤いラッカー仕上げの秒針が、文字盤に視覚的なアクセントをもたらしている。

ムーヴメントはミヨタの高性能自動巻キャリバー、 9039を搭載。ARコーティングを施したボックス型サファイアクリスタル風防を装備し、50m防水を備えている。

ベルトはカーキグリーンのコットンキャンバス製で、裏地にはレザーを使用。限定100本生産で販売価格は、690ユーロ(約12万2000円)だ。


CRISTO-TATTOO

Carlingue(カーリング)
カーリング・ダイバーウォッチ 01 II ディアヴォロ・タトゥー

次に紹介するカーリング・ダイバーウォッチ 01 II ディアヴォロ・タトゥーは、水中での大胆さと機能性を兼ね備え、新たな探究心を表現したダイバーズウオッチだ。

わずか25本の限定生産となっており、イタリア・ミラノを拠点とするタトゥーアーティスト、アレッサンドロ・ペンネッラによる特別な高精細プリントを施したをブラックレザーストラップが付属。情熱的に生きる人々のために作られたものであり、他のダイバーズウォッチとは一線を画す存在感を放っている。

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ケースは直径40mm、厚さ11.85mmの316Lステンレススチールケース製で、ブラックPVD加工を施した逆回転防止式のベゼルを備えている。

文字盤はグリーンのグラデーションで、外側がブラックからブルーへと変化していくのが特徴的だ。12・3・6・9時位置にアラビア数字が配置され、時針と秒針はアロー型、分針はシリンジ型となっている。

ムーブメントはミヨタ 9039メカニカルムーブメントが搭載され、ARコーティングのドーム型サファイアクリスタル風防、ねじ込み式リューズを装備。本格ダイバーズウオッチ仕様の200m防水を備えている。販売価格は730ユーロ(約12万9000円)だ。

【画像】300m防水ダイバーズウオッチ、“ディアヴォロ・タトゥー”を別アングルから見る

》Carlingue(カーリング)
公式サイト
https://carlingue-watches.com/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

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