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【まるで岩石のように経年変化をしたロレックス】オフの日コーデに合わせたい激渋なオイスターパーペチュアル デイト

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ロレックス
オイスターパーペチュアル デイト Ref.1501

 

今回紹介するのは、1968年頃に製造されたロレックスのオイスターパーペチュアル デイト Ref.1501だ。
ロレックスに関しては、エイジング文字盤を中心とした個性的なモデルを扱うことが多いが、今回もその一環として興味深い経年変化を遂げた個体を紹介したい。

特にロングセラーであったデイトジャストやオイスターパーペチュアルは、豊富なデザインバリエーションに加え、経年による文字盤の変化も多彩で、同じシリーズでも個体ごとに異なる表情を楽しめる点が魅力だ。

本個体の文字盤は、全体がグレーやモスグリーンのように変色し、細かな粒子状の凹凸やシミが浮かび上がることで、蛇紋岩のような岩肌の質感へと変化している。もともとはブルーやグレー、ブラック系の文字盤だったと考えられるが、塗料に含まれる顔料が紫外線や湿度の影響で化学変化を起こし、黄色味を帯びて変色した結果、この独特のモスグリーンへと変わったのではないかと思われる。

文字盤全体に変色は見られるものの、塗料自体が剥がれ落ちているわけではないため、適切に使用すれば現状の雰囲気を維持することは可能だろう。

【写真の時計】ロレックス オイスターパーペチュアル デイト。Ref.1501。SS(34mm径)。自動巻き(Cal.1570)。1968年頃製。49万8000円。取り扱い店/ムーンフェイズ

 

【画像:岩石のように変化した文字盤の細部やムーヴメントの状態を確認する(全6枚)

当時のスイス製腕時計では、ブルー系顔料が紫外線や湿度によって退色・変色する例が多く、オメガなどでも同様の変化を遂げた文字盤が確認されている。しかし、こうした変化に工芸品の“侘び寂び”にも通じる美しさが見いだされるようになったのは比較的最近のことだ。そのため、多くの個体は劣化品として文字盤の書き換えや交換が行われており、このような状態で残るものはある意味で希少な存在とも言える。

武骨な造形のエンジンターンドベゼルと、文字盤の色味に合わせたモスグリーンのレザーベルトがワイルドな雰囲気を演出しており、ミリタリージャケットや革ジャンとも好相性だ。アンティークならではの味わいがあるため、古着コーデのアクセントとして取り入れるのも面白い。

ムーヴメントには、同社のロングセラーでもある自動巻きCal.1570を搭載。整備性の高さに加え、携帯精度や巻き上げ効率、耐久性のバランスに優れた名機として知られている。ムーヴメントにも大きな整備痕やサビは見られず、良好なコンディションを維持している。

なお、本個体はリファレンスナンバーが4桁の、いわゆる“4桁モデル”にあたるため、日本ロレックスでのオーバーホールや修理受付は原則終了している。もっとも、日本ロレックスへ修理を依頼できたとしても、エイジングした文字盤は劣化と判断され交換されてしまう可能性が高く、オリジナルの雰囲気を重視する人には最適とは言い難い。

そのため整備や修理は、専門業者や信頼できる時計店で行う必要がある。ただし日本には高い技術を持つ修理店が多いため、現在でも整備や修理が可能だ。

とはいえロレックスのムーヴメントは、油切れでも動き続けてしまうことが多く、不動になってから修理するとパーツの深刻な摩耗や破損につながり、修理費用が高額になるケースもある。長く付き合うためにも、日頃から進み遅れの確認やローターの異音、リューズ操作の違和感などに注意し、早めのメンテナンスを心掛けたい。

現行ロレックスとはまた違った、実用性を追求した武骨なツールとしての魅力を備えるアンティークのオイスターパーペチュアル デイト。独特の経年変化を遂げたこの一本にもぜひ注目してほしい。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎ムーンフェイズ

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