アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
ロレックス
オイスターパーペチュアル デイデイト Ref.1803/9
今回取り上げるのは、1965年頃に製造されたロレックスのオイスターパーペチュアル デイデイトRef.1803/9 だ。
本シリーズは、ロレックスが誇る堅牢なオイスターケースの構造はそのままに、ケース素材に貴金属を採用している点が最大の特徴だ。一目見た際にはステンレスの時計とも思えるが、本個体ではホワイトゴールドを使用している。
バーインデックスとバトン針の時分針を組み合わせた、上品で落ち着きあるデザインが魅力的な1本だ。貴金属を使用したラグジュアリーモデルでありながらも、ぎらつきを抑えた控えめなデザインであるため、嫌味なく使用できるのはうれしいポイントだ。
もっとも、時計に詳しい人が見れば、一目でホワイトゴールド製の時計であることが分かってしまうため、使用シーンを選んだほうが良い場合もあるだろう。

【写真の時計】ロレックス デイデイト。Ref.1803/9。WG(36mm径)。自動巻き(Cal. 1556)。1965年製。179万3000円。取り扱い店/サテンドール
【画像:文字盤の細部やホワイトゴールド製のケースのコンディションを確認する(全6枚)】
全体のコンディションに注目すると、裏ブタ部分に小キズが見られるものの、文字盤や針、ケースに目立ったキズや腐食も見られず、非常に良好な状態を維持している。ステンレススチールと比較すると、やや柔らかいホワイトゴールド製のケースであるため、シャツとのスレや使用に伴うわずかな摩擦の繰り返しで、フルーテッドベゼルのエッジがわずかに落ちてしまっているのは致し方ないポイントだ。加えて、純正の革ベルトとステンレススチール製の尾錠が装着されてる。
ムーヴメントにはデイデイト専用に日付けと曜日表示を備えたCal.1556を搭載。前世代のCal.1555と比較すると、振動数が毎時1万8000振動から毎時1万9800振動へ変更されており、携帯精度の向上が図られていたと考えられる。基本的な構造は同年代のロレックスと同一であり、堅牢な設計やマイクロステラスクリューを用いたフリースプラング方式のテンプ周りなど、実用性に特化したムーヴメントだ。
ただし、日付や曜日のクイックチェンジ機能を備えていない時代のムーヴメントであるため、曜日と日付を調整する際は長針を往復させてカレンダーを操作する必要がある。
ホワイトゴールド製のケースは酸化こそするものの、ステンレススチールのように錆が生じてケースが腐食し、気密性に問題が生じることが少ないため、長期間にわたって維持しやすいという点も魅力と言える。
ロレックスというブランドに加えて、貴金属を使用したモデルであるため、資産として見られてしまうことの多いデイデイトだが、ぜひ、時計としての完成度の高さにも目を向けてほしい1本だ。
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文◎LowBEAT編集部/画像◎サテンドール
